まんぷく

朝ドラ「まんぷく」のあらすじネタバレ(第1週~17週)

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NHKの朝ドラ「まんぷく」が2018年10月からスタートしました!

ここでは、まんぷくのノベライズ版をもとにあらすじネタバレを紹介しています。最終回まで追跡中です。

※本記事のあらすじ内容は、テレビで放送される内容とは異なる場合があります。

第18週以降はこちら
朝ドラ「まんぷく」第18週あらすじネタバレ「真一が再婚へ!麺作りに励む萬平」

朝ドラ「まんぷく」第19週ネタバレあらすじ「麺の実験を繰り返す萬平」

朝ドラ「まんぷく」第20週ネタバレあらすじ「即席ラーメンがついに完成、発売へ」

朝ドラ「まんぷく」第21週ネタバレあらすじ「まんぷくラーメンの販促作戦!偽物も出現・・」

朝ドラ「まんぷく」第22週ネタバレあらすじ「即席ラーメン類似品を巡ってテイコー食品と争う」

朝ドラ「まんぷく」第23週ネタバレあらすじ「新商品はカップ麺!まんぷくヌードル開発へ!」

朝ドラ「まんぷく」第24週ネタバレあらすじ「容器の研究!レオナルドに恋する幸」

朝ドラ「まんぷく」第25週ネタバレあらすじ「まんぷくヌードルの具材が決定!鈴が病気に」

朝ドラ「まんぷく」第26週(最終週)ネタバレあらすじ「まんぷくヌードル食べ歩き作戦で大ヒット!」

目次

まんぷく第1週 あらすじネタバレ 「結婚はまだまだ先!」

昭和十三年(1938) 日本は前年に日中戦争がはじまり、世の中は好景気に沸いていました。

舞台は大阪。今井福子(18才)は高等学校を卒業すると、大阪東洋ホテルへの就職が決まっていました。

福子は、母の鈴(47才)と上の姉の咲(28才)との三人暮らし。そして福子にはもう一人の姉、香田克子(26才)がいます。

克子には夫の香田忠彦(30才)との間に三人の子供、長女のタカ(7才)、次女の吉乃(5才)、長男の重之(2才)がいます。

忠彦は売れない画家で、忠彦の実家から生活費の援助を受けるくらいでした。

福子の父親は十年ほど前に他界し、今井家は姉の咲が支えています。しかしその咲も、大手の証券会社に勤める小野塚真一との結婚が決まっていました。

四月、福子は大阪東洋ホテルに電話交換手として勤めはじめました。しかし慣れない仕事に福子は疲れてへとへと。

そんなある日、福子が家に帰ると母の鈴が腹痛を訴え倒れていました。医者に診てもらってもどこも異常がないにもかかわらず、鈴は何も食べません。そんな中、鈴のことを心配する福子は仕事で大失敗をしでかします。

立花と名乗る男から電話を受けた福子は、大平商会の大平への電話交換を頼まれまいた。しかし間違えて隣室の外国人の部屋へとつないでしまいます。間違いを指摘された福子はその足で外国人のお客様のところへ謝りに行きました。

電話を切った立花萬平はたちばな工房を営む発明家。その頃は幻灯機を売り出そうとしていました。しかし萬平には話術や営業力がなく、この時も大平にも断られていました。

しかしその萬平のところに加地谷圭介という男がやってきて、共同経営の営業担当として名乗り出ます。渡りに船だと感じた萬平は、加地谷圭介と従業員の竹ノ原大作と共に『理創工作社』を作ります。

一方福子が仕事から帰ると、鈴が福子の渡したツナ缶をむさぼり食べているのを見つけ鈴に真相を問いただします。すると鈴は、咲が結婚をすると福子との二人暮らしになり、今まで咲が支えていた家計を福子が支えるのは心細いと言いだします。それを聞いた咲は結婚を辞めようかと言い出し、福子は自分がしっかりしていないからだと思い悩みます。

そんな折、福子はホテルの支配人の大前田三郎に呼ばれフロントで働かないかと誘われます。福子をフロントに推薦したのは憧れのフロント係の保科恵でした。福子が電話交換を間違えた外国人の客と、英語で会話をしているのを見ての事でした。

福子がフロント係に採用されたと聞いて家族はとても喜びます。福子は「フロント係になれたのは母のおかげ。幼いころに英語を習わせてくれ、高等学校にも通わせてくれた。そしてこれからは自分が今井家の家計を支える。その代わりに咲の結婚を認めてもらいたい」と、鈴の目を見つめ言いました。

すると根負けした鈴はついに咲の結婚を了承します。

ある日、福子は咲の結婚式の祝い物を探して「たちばな工房」を訪れます。工房には幻灯機という中の写真に強い光を当て、壁に投影する機械が置いてありました。

福子は幻灯機を気に入り結婚式で使わせてほしいと頼みます。

そして咲の結婚式当日、幻灯機から映し出される写真に参列者から拍手がおこります。萬平は自分が作った機械が役に立ち、福子からのお金を受け取らず帰ってしまいました。

三年後の昭和十六年(1941)の秋、日中戦争は続いていましたが日本には戦火は及ばず、平穏な世の中でした。

咲と真一は仲睦まじく、克子は二年前に次男の学を授かりました。

大阪商工会の会合がホテルの宴会場でおこなわれるなか、福子も接客係として働いており、そこには萬平もいました。萬平は大平商会の大平に自分のつっくった根菜切断機を加地谷圭介と共に売り込んでいました。しかし世良商事の世良に横から話の邪魔をされ、萬平は自分の容量の悪さに落ち込みます。

ふとクロークを見ると、そこには福子が。福子のもとへふらふら歩く萬平は他の客にぶつかり酒がこぼれズボンを濡らしてしまいました。そしてそれを見た福子が萬平のもとへ駆け寄り更衣室へうながしました。

二人きりになった萬平は思い切って自分から話しかけます。しかし福子は結婚式でお世話になった萬平だとは全く気付いていませんでした。萬平は今は幻灯機ではなく根菜切断機を作っていることなどを話します。そして最後に萬平が福子に「結婚をしているか?」との質問に、福子は「まだです」と答え仕事に戻っていくのでした。

福子は咲が体調を崩していると聞き咲の家に向かいました。しかし夫の真一が咲に食事を作るために会社を早退したことや、克子の家族のおおらかな生き方を見て、福子は自分の未来の家庭はどんなものかを想像します。

克子の家からの帰り道、福子は偶然萬平に会います。そして二人で福子の大好物のラーメンを食べに行くことにしました。ラーメンを食べながら二人は福子のホテルでの仕事の話を始めます。そこで話は三年前の福子が失敗した電話交換の話となり、二人は咲の結婚式の前に言葉を交わしていたことに気づきます。福子の心にいままで感じたことのない感情が広がっていきました。

十二月、アメリカなどの大国を敵に回した太平洋戦争が始まりましたが、大阪の街は活気に満ち溢れていました。

萬平のつっくった根菜切断機が日本軍に試験採用され、萬平は日々を忙しく過ごしていました。仕事の帰り道、タクシーの中で萬平は大阪東洋ホテルの看板を見つけます。そしてそのままホテルのフロントの福子のところへ行き。福子にお付き合いを申し込むのでした。



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まんぷく第2週 あらすじネタバレ 「…会いません、今は」

萬平は福子に付き合ってほしいとたのみます。しかし我に返った萬平は「今のは忘れてください」と言って、ホテルから逃げるようにその場を後にします。

家に帰ると福子の異変に気付いた鈴が、福子にお見合いの話を持ち掛けます。それを聞いて福子はもやもやとした気持ちになり、自分が萬平にひかれていることに気付きます。

萬平は自分のとってしまった行動を後悔します。そのまま家に帰る気にもならず屋台で酒を飲んでいると、世良がやって来ます。世良から「好きな女やったら、押して押して押しまくれ」と言われ、萬平は背中をたたかれたような気がしました。

福子は萬平にからかわれただけかもしれないと思います。鈴からもお見合い相手の写真を差し出されるなど、福子は自分の未来が狭くなることを感じていました。

次の朝、福子が出勤すると社員通用口に萬平の姿が。萬平は結婚を前提にお付き合いをしてほしいともう一度福子に頼み、福子もそれを受けいれます。

福子は公園のベンチで萬平にこれまでの今井家の話を聞かせました。父が亡くなっていること、咲が家計を支えてくれたこと、そして今は自分の収入で暮らしている事を話しました。

場所を移し二人で屋台へ行き、萬平の子供の頃からの話をします。萬平は幼いころに両親を亡くし親戚の家を転々としたこと、18歳のころから修理屋で働きだしたこと、そして25歳で大阪に出て独立したことを話しました。

萬平と福子は理創工作社へ行き、萬平は福子に自分の会社を見せました。すると奥から加地屋が出てきて、社外の人間を勝手に入れるなと怒られます。

萬平は福子の家の表札が見えるところまで送っていき、二人は別れました。すると玄関が開き、鬼の形相をした鈴が立っていました。

鈴に萬平の事を話しても理解してもらえず、福子には会社勤めの人と結婚させると言いきられてしまいます。しかしこの時は福子は時間をかけて鈴には理解してもらおうと考えていました。

咲の病気

数日後、咲が救急車で運ばれます。それを知った福子は仕事を早退して病院に走ります。病院のベットの傍らにいた咲の夫の真一から結核だと聞かされる福子。すぐに鈴と克子も駆けつけ、医師から「ここまで病状が進んでいると、必ず助かると言いえない」と言われてしまいます。

次の日福子はホテルのロビーで仕事をしていると、萬平と加地屋が現れます。福子は咲のことを伝えます。すると萬平が咲が入院している病院は結核の専門かを問います。そして「自分がいい医者を探す」と言い去っていきました。

昭和十七年(1942)年 年が明けると今井家に萬平がやってきて、結核の専門病院が書かれたメモを渡しました。福子は感謝に胸を熱くしますが、鈴は「福子と結婚させる気はない、福子と会うのはやめてほしい」とはっきり萬平に言います。

それを聞いた萬平は「それはできない」と断り、「咲が元気になったら福子に結婚を申し仕込む」と言って家を後にしました。

しばらくたって、三月半ばに萬平のもとに福子からの手紙が届きます。咲は萬平の紹介した病院へ転院し快方に向かっていること、鈴が失礼なことを言って申し訳なかったこと、そして咲が元気になったら会えることを心から楽しみにしていると書いてありました。

咲の病室に入ると満開の桜が描かれた絵がかざってありました。克子の夫の忠彦がくれたものでした。

夕食の時、鈴は萬平に感謝しているが結婚は認めないと言います。鈴は「夫で苦労させられた分、娘にはちゃんとした会社勤めの人に嫁がせたい。私は本当は英語教師になりたかった」とを話しました。それを聞いた福子は何も言えなくなります。

その夜、咲の様態が急変し福子が病院へ駆けつけると医師から咲はもう何日も持たないと言われます。咲と真一はみんなに心配をかけさせないようにそのことを秘密にしていました。

萬平は世良に呼び出されラーメン屋にいました。東京でも空襲警報が発令さえるなど戦争も先行きが見えない状況でした。そんな中、闇業者への金属材料などの軍需物資の横流しが横行し、憲兵が犯人を捜していることを世良から聞きます。

咲の死、そして福子は…

福子が咲のお見舞いに行くと、そこには鈴の姿がありました。鈴はこれから真一に遠慮せず、咲のそばで毎日看病をすることを福子に伝えます。

その日の夜、今井家に咲の危篤を知らせる電報が届きます。病院に着くともう意識のない咲。みんなの叫び声が聞こえたのか咲はうっすらと目を開け、「ありがとう…」と最後の言葉を残して息を引き取ります。

萬平が出社するとそこに福子が立っていました。咲が亡くなったことを伝え背を向けて歩き出す福子に、萬平は何も言えませんでした。

夏が訪れ新聞には日本の勝利の言葉が並びますが、日々の生活は次第に苦しくなっていきました。

銃や砲弾に使用する軍事物資のため、「金属類回収令」が強化され家からも鍋や窯が徴収されていました。戦争の影響はそれだけにとどまらずホテルの客は減り、萬平の会社の従業員の竹ノ原には軍隊への召集令状が届きました。

福子は咲を亡くした真一が気になり真一の家に向かいました。そこで真一もまた軍への召集令状が届いたことを知ります。福子は真一から、「萬平のことが好きならば生きてそこにいるなら簡単に手放すな」と言われます。

福子は萬平に会いに理創工作社に行きます。そして福子が自分の気持ちを萬平に伝えようとしたとき、憲兵の制服を着た男たちに軍需物資横領の容疑で萬平が連れて行かれてしまうのでした。



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まんぷく第3週 あらすじネタバレ 「そんなん絶対ウソ!」

憲兵隊に軍用車で連行される萬平。憲兵分隊庁舎で「闇業者に横流ししていた額を自白しろ」と萬平は厳しい尋問を受けます。萬平が「そんなことは知らない」と言うと、桂木権八が萬平からジュラルミンを買い取ったと聞かされます。桂木に会わせてほしいと頼みますが、桂木は自殺してもうこの世にはいませんでした。

萬平が連れて行かれた次の日、加地屋に電話をする福子。しかし加地屋も憲兵隊に会社の帳簿類等をすべて持っていかれて自分も大変だといい、福子が何を言っても取り合ってくれません。そしてついには電話を切られてしまいました。

仕事が手につかない福子に、保科恵が二人の男性に結婚を申し込まれたことを話します。一人は咲に恋心を抱いていた歯医者の牧善之介、そしてもう一人は福子に片思いをしていた厨房係の野呂幸吉でした。

萬平への取り調べは毎日行われました。殴られ蹴られ自白を強要されます。尋問ではなく拷問を受け続ける萬平は、やっていないことを認めるくらいなら何も食べずに死んだほうがましだと思います。そして出された食事に手も付けません。萬平にはもはや復讐心しか残っていませんでした。

福子は親友の鹿野敏子と池上ハナに萬平のことを相談します。萬平の存在を初めて聞かされた友人は驚き、福子を慰めます。

萬平を救いたい…

雨の中、福子は敏子とハナと共に萬平のいる憲兵分庁舎の門の前にやってきました。そして「萬平は無実です。どうか返してください。」と門番の腕をつかみ頼みました。しかし門番に腕を引かれ、福子は雨でぬかるんだ地面に倒れます。するとそこへ野呂と牧があらわれ、福子の身体を抱き起しました。

福子を心配した保科恵が野呂と牧に相談すると、二人は保科恵に気に入られようと福子の周辺に目を配っていたのでした。

そんな中、留置場では何も食べない萬平の口に憲兵が無理やり食事を流し込もうとします。しかし頑なに萬平も抵抗し続けます。

泥だらけの福子は友人と保科恵、牧、そして野呂に連れられ家に帰りました。そこで萬平が憲兵隊に拘束されたことを初めて知った鈴。みんなに萬平と福子のことを説得されてますが、激怒した鈴にみんなは追い返されてしまいます。

翌朝、人と会う約束をしていた世良がホテルのフロントにあらわれます。萬平から福子の話を聞いていた世良は、福子に親しげに話しかけます。そこで福子から萬平が憲兵隊につかまったことを聞かされます。気になった世良は理創工作社に向かい、加地屋と話しますが追い出されてしまいます。しかし竹ノ原は萬平の無実を世良に訴えたのでした。

留置場で隣の男に話しかけられる萬平。「大事な女に会いたければ生きてここを出ろ」と言われます。そして男が差し出したまずい握り飯をがつがつ食べ、福子のことを思い生きてここを出ることを誓います。

保科恵から萬平のことを三田村亮蔵会長に相談してはどうかと言われます。ホテルで行われる大阪商工会の会合へ来ていた三田村に福子はお茶を出しながら、三田村のことをほめたたえます。そして同じ職種の萬平のことを助けてほしいと頼みます。福子の熱心な様子に三田村も何とかする事を約束します。するとそこへ世良があらわれ「自分も手伝います」と言います。

世良は理創工作社に行き、竹ノ原から原材料の仕入れやお金の管理は加地屋がすべてしていた事を聞きます。もし萬平が横流しをしていたとすると加地屋が気付かないわけがありません。そして加地屋が最近ある男と頻繁に会っていることを突き止めます。

裏町の屋台に加地屋と男の姿がありました。男は村城と言い、憲兵の一人でした。二人は萬平に罪をかぶせ、しかも村城は桂木権八を殺したことを話します。それを聞いていた世良はそっとその場を離れました。

老舗料亭に三田村と世良が元陸軍大将の神宮幸之助を迎えていました。憲兵は陸軍の所属になります。世良は萬平が無実で捕まっていること、加地屋が憲兵の村城と通じていること、萬平を助けてくれれば神宮にも利益があることを話しました。すると神宮の指示で大阪憲兵分隊に調査が入り、数日もしないうちに萬平は釈放が決まりました。

福子と萬平の結婚

釈放の日、萬平を迎えにきいていた福子と世良。萬平は自力で歩けないほど衰弱していました。

釈放されて一週間がすぎ、ようやく萬平も布団に起き上がることができました。加地屋は行方をくらませ、村城は軍法会議にかけられることを世良から聞く萬平。萬平がどうして自分を助けてくれたのか聞くと、福子が三田村に直談判してくれたことを知ります。

福子は、毎日萬平のところに弁当を届けていました。憲兵に連れて行かれる前に何を言おうとしていたのか聞かれた福子は「萬平さんが好きです。」と言います。そして二人で手を取り合い、思いを確かめ合いました。

数日後、萬平と福子は鈴に結婚の承諾を得るために今井家の門をくぐりました。二人の必死の願いについに鈴も「娘をお願いします」と言います。しかし心の中では萬平が戦争へ行き、福子が戦争未亡人になることを願っているのでした。

克子の夫の香田忠彦にも召集の命令が届き、真一もまた萬平が拘束されている間に軍に入隊していました。

鈴の承諾を得て間もなく、福子と萬平は大阪東洋ホテルで結婚式をとり行うことにしました。家族と友人に囲まれ祝福される二人。ここから萬平と福子の新しい人生が進みだそううとしていました。

まんぷく第4週 あらすじネタバレ 「私がみつけます!」

昭和十九年(1944) 恵と公園で待ち合わせをする福子。萬平と福子の結婚後、恵も牧善之助と結婚してこの時すでに恵は赤ちゃんを授かっていました。

萬平は潰れかけた会社を立て直し、今は飲料水製造機を作っていることを話す福子。萬平にも召集がきたものの、軍隊に入る日の身体検査ではねられてしまい即日帰郷を命じられたことを話しました。

すると恵の夫の牧も軍務不適とされ、即日帰郷の対象となっていたことを知ります。恵の出産定日は七月七日。福子はお腹をなでさせてもらい恵と別れました。

福子が実家へ行くと、鈴は克子の家から戻ったばかりでした。「克子は相変わらず気楽だ」と非難する鈴。話は福子と萬平の子供のことになります。子供はまだかと聞かれた福子は話を変えたいこともあり「一緒に暮らさないか」と本題を切り出します。しかし頑固な鈴はかたくなに拒否します。

六月に空襲が北九州を襲い、七月にはサイパン島を守備していた日本軍は全滅。アメリカ軍によって日本全土を爆撃可能な距離圏内に収められてしまいます。これによって学童集団疎開の範囲を東京だけではなく十二の都市に追加されました。

克子は四人の子供を連れて忠彦の郷里へと疎開をします。克子たちを見送る福子は、大阪も空襲の被害を受けるのか萬平に問います。すると横から鈴が「されてたまるもんですか。」と言い、話は再び子供の事となり萬平にせめ寄ります。

八月になり国民総武装が閣議決定され、十月には神風特別攻撃特攻隊が編成されました。十一月末には東京がB29爆撃機による初めての空襲を受け、人々は恐怖におびえていました。

久しぶりに友人に会った福子は、友人が疎開することを知ります。そしてその夜福子の枕元に咲が立ち「大阪が危ないからお母さんを連れて逃げなさい」と言います。福子は鈴に咲の話をし、兵庫の上郡(かみごおり)に萬平の遠い親戚が住んでいるので一緒に逃げようと言います。しかし頑として鈴は拒否します。

しかし昭和二十年(1945) 大阪にもB29 が爆撃を開始、幾度となる空襲警報と爆撃についに鈴も疎開を受け入れるのでした。

疎開先で…

兵庫の南西部にある上郡は自然豊かな土地で山と清流に囲まれた場所です。駅から目的地のバス便がないので、福子と萬平と鈴は大荷物を抱えて山道を歩きます。

井坂家に着くと萬平のはとこの八重と、夫の権三が三人を歓迎してくれました。そして隣の一軒家に案内してくれ、そこを使わせてもらうことになりました。中をのぞくとそこには囲炉裏がある古い家です。

村役場へ転居届を出しに行った福子は職員に「村に医者がいるか」と尋ねました。すると医者は山を越えて町までいかないといないと言われます。

疎開先の家は広くて庭に面する広い縁側もあります。ただ電気が通っていません。そこで萬平と福子は近所へのあいさつもかねて余った電球や電線を譲ってもらい、親切な住民から野菜までいただきました。

夕飯ができた事を外にいる萬平に声をかけ、部屋に戻ると暗くて鍋が見えません。福子と鈴が目を凝らした時、ぱっと電気が付き室内を照らしました。福子が外へ出ると電柱に上った萬平が「やったぞー」と手を振りました。

囲炉裏を囲んで三人で食べる煮込みうどん。“三人仲良く暮らしていこうね”と胸の中でつぶやく福子。こうして三人の生活がはじまるのでした。

疎開して一か月、萬平は日々の生活に退屈をしていました。散歩をしていると魚獲りをする子供たちに会います。子供たちと共に川へ入って夢中で魚を獲りましたが、イワナ一匹しか獲れませんでした。萬平は子供たちに「次の日も来るからみんなもおいで」と言います。

次の日萬平は余った電線と革手袋を持ち川へやってきました。電柱へ上り両方の電極を分けて電線で引き下ろし、川に沈めました。すると感電した魚がたくさん獲れ、子供たちは大喜び。大量の魚をバケツに入れたうれしそうな萬平をみて福子は「この人はまるで子供のような人だ」と思います。

その夜、村役場の男が二人訪ねてきます。そして昼間の萬平の行動を非難しますが、男たちに何を言われても萬平は謝りません。鈴も出てきて余計ややこしいことになります。男たちに電気を無断で電線から引いていることを指摘され、「電気代だけは払います」と福子が声を大にするのでした。

鈴の萬平への思い

夏が近づくころ日本は敗戦の道をひた進んでいました。それでも戦争は続き、萬平も二度目の召集令状が届きました。

鈴は萬平に今度こそ身体検査ではねられないよう念を押します。萬平は涙する福子の肩に手を置き、真一も忠彦も戦場で戦っているんだから自分も戦わないと忍びないと言います。萬平と昼間採った山菜を見て、あれが最後の平和な時間になるかもしれないと思うと福子の涙は頬を流れるのでした。

鈴の夢に咲があらわれ「お母さんの思い通り、これで福子も未亡人ね。」いいました。咲の言葉は自分の心の声だと思い、鈴は汗だくで目を覚まします。

同じ朝、萬平がひどい腹痛と熱をうったえました。福子は病院の場所を聞くために井坂家へ走り、病院の名前を書いた紙を八重から奪うようにして走りました。山を越え、『斎藤病院』の戸を叩く福子。

萬平を診て、医者は腹膜炎かもしれないと言います。「しかし内科医なので手術はできない、かわりに薬で治すしかなく、薬で治る確率も五分五分だ」と言いいます。それを聞いた鈴は萬平が助かるように神社へ行き、御百度参りをします。

次の日、萬平は鈴の御百度参りが効いたのか夕方にはおかゆを食べれるくらいに回復します。庭で「萬平ちゃん」という声がして福子が戸を開けると、村の子供や人々が萬平を心配して集まっていました。村の人にお礼を言う萬平のそばで鈴は胸をなでおろしました。

しばらく安静にしているように医者に言われたにもかかわらず萬平は入営を強行します。しかし即日帰郷となり、萬平は落ち込みます。

福子は落ち込む萬平を散歩に誘います。すると萬平のもとに魚釣りをした子供たちが駆け寄ってきました。「また魚釣りしよう」と子供と話をしていた時、飛行機が近づき銃撃を打ち込みました。萬平は子供たちを抱えて道の茂みに飛び込んだのでみんな無事でした。しかし萬平は戦場で戦えない自分が歯痒く、泣きだします。

福子は夫の肩を抱いて「戦争に行かなくてもお国のためにできることは何かあります」といい、鈴も「体を壊しているんだから仕方がない」と励まします。そして子供達からも励まされる萬平。

福子は“萬平はいつか人の役に立つ大きなことを成し遂げると人だ”いう思いで、「(萬平にできることを) 私がみつけます!」と言い、心に誓うのでした。

まんぷく第5週 あらすじネタバレ 「信じるんです!」

八月十五日、萬平と福子と鈴は井坂家の庭で終戦を告げる玉音放送を聞きながらそれぞれの思いを胸にし、同時に解放感も味わっていました。

秋には疎開をしていた克子の家族も大阪に戻ってきました。それに合わせて福子たちも上郡からもどりましたが、立花家も理創工作社も今井家も焼け落ちていて、住むところのない福子たちは克子の家で居候をさせてもらうことになります。

忠彦も友人もみんなの安否はわかしません。しかし案じてばかりいても仕方がないと福子は思います。

毎日の食事はすいとんばかりでみんな飽き飽き。そこで工場の焼け跡に残った根菜切断機や着物を食べ物に交換してもらうことにします。福子は鈴にも着物を売るよう言いますが、「私の着物は売らない」といって出しません。

萬平と福子は上郡へ行き、根菜切断機と米を交換してもらうことができました。しかし田舎で高価な衣類は興味を持たれず、着物は持ち帰ることになります。

帰り道、二人はラーメンの屋台を見つけます。二人が初めてデートした日から三年がたっていました。一杯のラーメンを分け合って順番に食べます。丼に入っているのは麺とスープだけで具は入っていませんが、福子は「おいしい。人にとって大事のことは食べることですね」と萬平に言います。するとそこへ恵と牧夫婦も屋台へとやってきて久々の再会をはたしました。

秋が深まると兵役からの復員者や外地からの引き揚げ者で人は増える一方、配給制度は機能せず都市部では食料や物資が不足していました。それを補うために闇市は欠かせないものとなっていました。

闇市で靴磨きをして稼ぐ克子の子供達。子供の稼いだお金を受け取り克子は涙を流します。それを見て鈴は、萬平にいつまで克子の家に居候するつもりかせめ寄ります。福子も「お母さんも着物を売ってお金にして」と返します。

毎日の食事のすいとんにみんながげんなり。すると福子が「目をつぶったまま食べたら大福と思うかも」と言い食べますが、「こんなのは大福じゃない」と子供たちが言います。それを見ていた鈴は「こんな惨めな思いをするなら自分の着物を売る」と決心します。

萬平のアイデア

翌日福子と鈴は闇市へ着物を売りに行きました。するとそこには世良がいました。福子は克子の家へと世良を連れて行き、萬平に会わせました。世良は今は違法に物を安く仕入れて、高く売る闇屋のようなことをしていると言いました。鈴から買った着物も三倍の値で売りさばくことを平然と言い、世良は「今は不公平の時代だ」と言います。

配給所では身分を証明するものや判子がないと配給はもらえません。しかし戦後の中で自分の身分を証明できるものを持っていいるものはいません。福子からこの話を聞いた萬平は身分を証明するものを作ろうと思い立ちます。

次の日から克子の家は判子の工房となりました。配給所近くの道で福子とタカが注文を募り、鈴が印判の大きさの円の中に名前を書きます。それを見て萬平と克子が印材の先に文字を刻んでいきます。克子の下の子供三人も仕事を手伝います。

萬平の作る判子はたちまち評判となり、大繁盛。すいとんを食べる生活から脱し子供たちは大喜びです。

ある日親友の敏子が判子を作りにやってきました。敏子は結婚をして桑原と姓が変わっていました。ハナも泉大津の地主の息子と結婚し、今の姓は水島になっていました。

忠彦の帰還

判子作りは昼間だけでなく夜になっても続きました。日付が変わる頃に疲れて寝るのが日課のようになっていたある日、寝室として使っていたアトリエで鈴は変な足音を聞きます。居間に行ってみると見知らぬ男が箪笥の引き出しの前にうずくまってお金を盗んでいます。鈴は「泥棒!」と叫びました。

鈴や福子、みんなの前で正座する男。若く、眉毛の濃い男は神部茂と言いました。神部は戦争から帰り、仕事もお金もないので盗みをしたことを白状します。鈴は「警察に突き出そう」と言いましたが、お腹を減らした神部に萬平は食事を与えました。次の日神部は食事をごちそうになったお礼にと、廊下を雑巾がけをするのでした。

何度も詫びて神部は去っていきました。そしてその夜も鈴は妙な気配に目を覚まします。足音はアトリエに近づきドアが開いた瞬間、そこにいたのは髭だらけの忠彦でした。

忠彦はフィリピンからの復員船がなかなかなく帰ってこれませんでした。克子も子供たちも涙の再会を果たします。みんなが「ばんざーい!」と言う中になぜか神部もまざっていました。

神部は克子の家においてほしいと頼み、家の事や判子作り等ありとあらゆることを手伝います。中でもみんなを驚かしたのは大阪帝大を卒業しただけあって子供たちに勉強を教えるのがとても上手なことでした。

忠彦には一つ問題があって、敵の照明弾のせいで忠彦の目は色を失っていました。特に赤と緑の区別がつかなくなっており、絵描きの忠彦にとって色が識別できないのは致命的でした。そして忠彦は絵を描くことをあきらめるのでした。

昭和二十一年(1946) 闇市を萬平と福子が歩いていると、くたびれた帽子をかぶってハーモニカを吹く加地屋がいました。加地屋は憲兵から逃れるために北海道の炭鉱で働いて隠れていました。加地屋は「加地屋圭介という男は戦争で死んだんだ」といい、萬平に罪をかぶせたことを謝罪します。福子は加地屋に詰め寄りますが、萬平は「加地屋を恨んでいたがその気持ちはもうない。憲兵につかまったことで福子とも結婚できたようなものだ」と言い、萬平はその場を去りました。

冬の日、道端で毛布にくるまる加地屋のもとに神部がやってきて小さな紙袋を差し出しました。そして萬平からの伝言で『諦めないでください』といい去っていきました。紙袋の中には「加地屋」と彫った判子が入っていました。自分の名前が彫られた判子を見て改めて萬平に感謝をする加地屋でした。

春が訪れると判子屋が儲かると知り、同業者が増えたことで注文は激減。家計はたちまち苦しくなりました。克子の家には克子の家族6人と鈴、福子、萬平それに神部の10人。福子はそろそろ家を出なければと思います。

梅の花がほころび始めた頃、判子作りを手伝っていた忠彦は再び筆を握るようになります。作風は変わっていましたが、絵を描きたいという忠彦に克子は喜びます。

ラーメンを食べながら萬平は世良に家を出るための相談をもちかけます。すると世良から泉大津に軍の倉庫が残っており、そこを不動産屋が貸したいと言っていることを聞きます。泉大津は福子の友人が住んでいる土地でもあり、萬平はその話に乗ることにします。

忠彦が絵を再び描き始めて数日後、真一が軍服姿で香田家を訪ねてきました。真一の勤めていた会社は焼け残っているので再び自分はそこで働き始めるといい、忠彦に預けていた桜の絵を持ち忠彦の靴を履いて帰っていきました。

同じ日、福子と萬平は泉大津に行くことをみんなに打ち明けます。鈴は克子の家に残ると思いきや自分も一緒に行くと言い、神部もまたついて行くことになりました。克子の家での暮らしも終わり、「前を向き進むしかない」と福子は新たな出発を決めるのでした。

まんぷく第6週 あらすじネタバレ 「お塩を作るんですか!?」

五月 福子と萬平、鈴と神部は海辺の町にある泉大津に移りました。新居は軍の倉庫の宿泊施設だった建物で、一階は二十畳もありそうな広い部屋が一つと二階には六畳ほどの居間と二つの居室に台所がありました。

萬平と神部は宿泊施設のとなりの倉庫を調べました。そこには鉄板が八十一枚と木材に金づちなどの工具が残されていました。

泉大津に住む福子の友人ハナが、福子が引っ越してきたことを知って野菜をもって訪ねてきてくれました。ハナは地主と結婚し,二歳になる娘が一人います。

食事の間も心あらずの萬平。鉄板の使い方をずっと考えている萬平を福子は散歩に連れ出します。そして「明日、ハナが教えてくれた中華飯店に行ってみよう」と誘います。

中華飯店『清香軒』でラーメンを食べる萬平たち。ラーメンを食べながら鈴や萬平が「味が薄い」と言いました。すると大将から塩が手に入らないことを聞かされます。それを聞いた萬平が「目の前は海だ」とつぶやき、鉄板で塩を作ることを思いつきます。

次の日赤穂の製塩業者のもとへ萬平と神部は行き、海水から塩を取り出す方法を教わりました。同じ日、福子と鈴は近所への挨拶回りをかねて持っていた着物と食べ物を交換してもらえないか交渉します。ハナの家に行くとハナの夫が鈴の着物を高値で買い取ってくれました。

赤穂から帰った萬平と神部はさっそく倉庫へいき、次の日の実験に向けて作業に取り掛かります。飲まず食わずで萬平は翌朝を迎えました。真夏のような日ざしが降り注ぐ日でした。

倉庫から出した土台の上に鉄板を置き、角度を調節します。鉄板が熱くなったところでバケツAに汲んでおいた海水を鉄板の高いほうから少しずつ流します。そして下に置かれたバケツBへとこぼれ落ちていきます。次はバケツBを先ほどと同じように鉄板に流していきます。この作業を繰り返すと濃い塩水となり、それを鍋に注ぎ煮詰めて塩の結晶を作ります。それを布の上に伸ばし、にがりを落とします。

作業が終わると日が西に傾いていました。萬平と神部と福子が順に布の上の茶褐色の物を指先でつまんで舐めました。鉄板の鉄が混ざって色は茶色いですが、それはしょっぱい塩の味でした。

神部と男たち

萬平は塩が不足している今、商いは十分に成立すると考えます。しかしそれには人手と専売局から許可をとらなければいけません。すると神部が「自分が大阪へ行って人手を探してくる」と言いました。

塩を作るには住み込みで人を雇う必要があり、その分の食料も必要になってきます。お金が必要な福子はハナのところへ行き、事情を説明し畳に額がつくほど頭を下げてハナの夫からお金を借りました。

製塩設備の図面描きや設備の洗い出しに萬平は熱中します。数日後、すべてが出揃った倉庫に、神部も男たちを連れて戻ってきました。せいぜい五、六人だと思っていたのですが、神部は大阪から十四人もの男たちを連れて帰りました。みんな戦争から帰って仕事のないものばかりでした。

萬平は喜びましたが、鈴は「男たちの食事や風呂の世話をするのは私たちなのよ」と激怒します。男たちは一人一人自己紹介します。岡幸助、森本元…十四人もいるので一度に名前を覚えることもできません。しかしみんなここで働けることをとても喜んでいました。

萬平は男たちに製塩の大まかな流れについ説明します。そして鉄板を置く土台を八十一台作ると言いました。それを聞いた鈴が、いつ塩ができていつお金が入るのか問います。すると萬平が「浜辺に鉄板を並べるのに一週間、そしてバケツや大窯を買う必要があります」と言います。そんなお金がどこにあるの?と聞く鈴に福子は「明日の献立でも考えよ」と話を変えます。

福子は再びハナの家に行き借金を申し込みます。今度はハナも一緒にお願いしてくれました。萬平のためだと思えば恥ずかしさもがまんできました。

福子は萬平の書いた図面など必要な書類を持って、大阪日本橋の大蔵省専売局の近畿出張所に製塩業の許可をもらいに行きます。審査が通ればようやく商売が始められます。

男たちは八十一枚の鉄板を運び、浜辺で土台の上に鉄板を取り付けていきます。指揮をとる萬平を見て福子は自然と笑みがこぼれました。しかし昼食の時、岡と森本が取っ組み合いのけんかを始めました。食べかけの皿や茶わんが床に散乱しています。鈴が「いい加減んにしろ!晩御飯は作りません」と言うと、喧嘩は止みましたが鈴が倒れてしまいます。

喧嘩の原因はおかずを取った取らないという些細なものでしたが、男たちは若くて血気盛ん。毎日の重労働に少ししたことでも争いがおこるのでした。

鈴は熱も目立った異常もありませんでした。しかし鈴が倒れて一人で男たちの世話をしないといけない福子。困った福子は大阪の克子の家に行き、タカに週末だけでも手伝ってほしいと頼みます。男たちの世話をするタカを忠彦は心配しますが、タカは「萬平の仕事が見たい」と言ってその日に福子と共に泉大津へ向かいました。

始まった塩作り

タカの登場に萬平と神部は驚き、鈴と男たちは喜びます。その夜、布団の中で話をする福子と萬平。「たまには二人だけの時間が欲しい」という福子に萬平は腕枕をし二人は床に就きました。

塩作りの準備は整い、萬平は男たちに作業の詳細を伝えます。男たちはバケツを手に海水を汲んでは鉄板に流す作業を繰り返します。しかし単調な作業と力仕事に男たちの筋力と精神は悲鳴を上げます。すると萬平が「『リンゴの唄』を歌いながら作業をしよう」と言い全員で歌います。これ以降もつらい作業の時はこの歌が定番となりました。

夕方、初めての塩が出来上がりました。しかしわずかな量の塩を見て、男たちは落ち込みます。作った塩は清香軒にあげることにしました。塩をなめておかみと大将は大喜びし、無料でラーメンをみんなにふるまってくれました。ラーメンを食べてみんなは口々に「旨い」と感嘆の声を上げ、それを聞いたおかみと大将は泣き出します。

それを見て福子は「皆さんも頑張って塩作ってください。私も頑張ります。」と言うと、男たちも「頑張ろう!」と声を張り上げました。福子と萬平、鈴、タカそして男たちと一緒にいることに福子は幸せを感じるのでした。

まんぷく第7週 あらすじネタバレ 「もっと嬉しいことが…」

品質の良い塩と安定した製造のために奮闘が続きます。そして夏には専売局から製塩業の許可が下りました。萬平は「たちばな塩業」を立ち上げ、15人の男は晴れて社員となりました。

するとどこで聞きつけたのか世良がやってきて、自分が塩を専売局に納品すると言いました。一緒に行くという萬平に、世良は一人でいいと言ってトラックに乗って出発します。萬平の予想では塩は三千円で引き取ってもらえるはずでした。

しかし帰った世良が差し出したのは、半額の千五百円。理由は茶色い塩が混じっていたせいだと世良が言いました。

それを聞いた萬平は倉庫の塩を急いで見に行きます。倉庫の中に置かれた塩は、裸電球の明かりでは色がよくわかりません。「袋に詰めるときに茶色い塩が入っていることに気付いてはいましたが、これくらい大丈夫だろうと思い出荷してしまった」と一人の社員が言いました。

予想よりも安く引き取られたことで社員に満額の給料は払えず、萬平や福子、鈴には一円の給料もありませんでした。萬平は「絶対に最高の塩を作ってやる」とこぶしを握りしめます。

その週末、社員の岡が難波の繁華街の飲んでいた店で暴力沙汰を起こしました。警察から電話があり、福子と萬平で岡を迎えに行きます。しかし黙って何も話さずふてくされた岡は一人で帰ってしまいます。萬平と福子は従業員を雇うことの難しさを痛感します。

社員同士はぎくしゃくしてけんか寸前です。みんな満足な給料ももらえず、不満がたまっているのです。そこで福子は慰労会を開くことを思いつき、次の週末社員慰労会を開きました。

まず最初にタカがハーモニカを吹きます。次は福子が「リンゴの唄」を英語で歌います。一番の受けを取ったのは親分と二人の子分を演じ分けた鈴でした。そして最後に萬平と福子の夫婦漫才です。萬平の社員への気持ちが伝わり、お互いに明日からまた頑張ろうと約束したのでした。

世良の悪だくみ

世良は専売局から本当は三千円を受け取っていました。しかし茶色い塩を見つけ、悪事を働くのでした。塩は金になると考えた世良は、電話で萬平に闇市で売ることを提案します。しかし萬平はこれを拒否します。

手間をかける塩は生産量が減り、経費ばかりが上昇します。福子は再びハナの家に行き「借金はこれで最後にします」と約束し頭を下げます。しぶしぶハナの夫はお金を貸してくれました。しかしハナに「このままだと萬平の会社がつぶれてしまう。福子がちゃんとしないと」と言われます。

夕食は麦飯とたくあんだけ。それでは足りない男たちが、海に魚釣りに出かけ大きな黒鯛を釣ってきました。「こんな大きな魚は、さばけない」と鈴がいうと、社員の赤津が慣れた手つきで刺身にしました。赤津は寿司屋で修業した経験があり、次の日から鈴の手伝いをすることになりました。

再び世良が塩を売りに行くためにトラックでやってきました。大阪に塩を売りに行く世良に、福子はトラックに一緒に乗せてほしいと頼みます。その日の朝、タカから電話があり「今週は行けない、もう手伝えないかも。」と泣いて電話を切ったのでした。

気になった福子は世良と共にトラックに乗って克子の家に行きました。忠彦がアトリエで倒れたのをタカが見つけたのでした。過労で倒れた忠彦は、それでも絵を描き続けます。タカが忠彦に「もうやめてほしい」と懇願します。しかし忠彦は自分は絵描きで、福子も萬平がやっていることを止められるのかと言われてなにもいえません。

塩を売りに行った世良から萬平は四千円を受けとりました。八百キロの塩が四千円。萬平はこの金額に満足しませんでした。

数日後、萬平に「夜遅くなるかもしれない」と言って福子は克子の家に向かいます。その後、神部が社員の小松原を連れて事務所を訪れます。小松原は世良を闇市で見たことを伝え、世良は塩を闇市に流したのではないかと萬平に言いました。それを聞いた鈴はすぐに専売局に電話をかけ確認し、世良の悪事がばれました。

福子への疑い

福子は忠彦に真一を会わせました。食べず寝ずで絵を描き続ける忠彦にみんなが心配していることを伝えます。それを聞いた忠彦も沈黙で応じます。克子の家を出た福子と真一は忠彦が考え直してくれることを願い街を歩きました。

福子が帰宅すると克子から電話があり、忠彦が元の忠彦に戻ることを約束した事を聞いて福子は涙します。そんな福子を萬平は疑いの目で見ます。それは社員の一人が福子と男が歩いているのを見たと言いに来たからです。

翌朝、鈴は世良の悪事を福子にわめき散らします。次の日に福子は闇市へ行って塩を買ってくれる業者を知らないか聞いて回りました。十何人目でやっと見つかり、福子は闇業者から聞き出した金額を鈴に伝えました。それを鈴が計算すると萬平が受け取ったのは世良が受け取った半額でした。

鈴のもとに赤津がやってきて、萬平と福子が離婚するのか尋ねます。驚いた鈴は萬平を呼び出して「福子はそんな子ではない。私は福子を信じます」と言うと、萬平も「その通りです。僕も福子を信じます」と言いました。

三田村と世良が商工会の会合場所の控室にいると、そこに福子がやってきました。福子は萬平が今は塩作りをやっていることを説明します。そして「萬平は大きなことを成し遂げる。塩作りはそのための資金作りだ」と言います。それを聞いた三田村は三万円も投資をしてくれると言いました。

廊下に出た福子を世良は追いかけ、自分も投資すると言いました。財布にある金を全部出す世良。そこから福子は千五百円を受け取り、「あと四千円受け取ったら闇業者と取引した事と同じになるから」と言って帰っていきました。

こんなことがあっても福子は世良のことが憎めません。あの何ともいけしゃあしゃあとした世良の態度が嫌いにはなれないのでした。そう思っていると急に吐き気がする福子。

泉大津についた福子は萬平に三田村から三万円の投資をしてもらえる事を話しました。そしてもっと嬉しいことを話します。福子は妊娠三か月でした。やっとできたお腹の子に、二人はお互いを笑顔で見つめ合うのでした。

まんぷく第8週 あらすじネタバレ 「尋ね人 母」

昭和二十年(1947) 春 納品用のトラックも買い、塩作りは順調です。専売局の評価は高く、福子は臨月を迎えていました。

産婆からはあまり動かないほうがいいと言われ、萬平も福子に家事をしないように言います。一人で家事をしないといけない鈴は不満たらたら。赤津も階段から転げ落ち、松葉づえに頼る生活です。掃除、洗濯、巻き割りもすべて鈴の仕事です。

萬平は三田村会長からの投資金三万円をどう使うか悩んでいました。福子は新しい仕事を始めることを提案します。

神部に大釜が変形しているのでどうするのか聞かれた萬平はすぐに答えます。すると鈴が怒りを浮かべて「私が何度話しかけても無視するのに、神部の相手はするの?」と怒っています。そしていつもの「私は武士の娘。先祖をたどれば源氏まで行くのよ」と始まりました。

それを聞いた萬平も「そんなこと初めて聞きましたよ」と笑って返します。これに腹を立てた鈴はその夜置手紙を置いて出て行ってしまいます。

鈴の家出

夕食になっても食卓には何の準備もされず、鈴の姿もありません。心配した福子は鈴の部屋に入りました。そして鈴の置手紙を見つけます。

福子は社員に鈴を探すように言いました。すると萬平が自分のせいだと言います。「鈴が源氏の末裔だと言ったので、冗談だと言ってしまった」と説明します。

鈴を探そうとする福子を萬平は止めます。福子は克子の家に電報を打ち、鈴が家出をしたことを知らせました。

社員は海岸や神社、ハナの家、清香軒を訪れます。しかし鈴は見つかりません。次の日には社員の面倒を見るために、タカがやって来ました。

その頃鈴は、清香軒に隠れていました。清香軒の休憩室で大の字になりくつろぎます。すると休憩室まで客の声が聞こえてきます。どこかで聞き覚えのある社員の話し声。鈴の代わりにタカがやって来たことや、鈴の悪口が聞こえます。それを聞いて、鈴は清香軒を後にします。

萬平と大きなお腹の福子は大阪の克子の家に行き、事情を説明しました。次に真一のところにも足を運びます。真一から尋ね人の掲示板に鈴の張り紙をするよう提案されます。そこには終戦から二年もたつのに、何十枚もの尋ね人の紙が貼られていました。

萬平と福子が大阪を訪れた次の日、鈴は克子の家に行きます。克子は福子に鈴が家にやってきたことを伝え、ホッとする福子。

次の日、忠彦から絵のモデルになってほしいと鈴は言われます。忠彦は鈴に「お母さんは堂々としていて素敵ですよ」といい、鈴の周りには悪い人はいないと言われ鈴も認め涙します。

裏庭で社員の神部と社員が言い争っています。神部がタカと仲良くしているともめているのでした。福子がけんかを止めようと叫んだ瞬間、下腹に強烈な痛みが走ります。

鈴帰る

産婆が来て息む福子。萬平は克子に電報を打って知らせます。電報を受けた鈴は泉大津へ帰ってきます。福子のそばに付き添う鈴。「頭が出てきた」といえば一同が高ぶり、「顔が見えた」といえば拍手がおきます。福子も社員も息んだ瞬間、赤ん坊が出てきました。元気な男の子でした。

子供の名前に平賀源内の「源内」はどうかと萬平は言います。しかし鈴は源義経の「義経」がいいと言います。二人とも譲らず意見がぶつかり合います。それを見かねた福子は「二人の名前を取って、源(ゲン)はどうでしょう?」と言い、二人も「源」で合意します。

福子は産後の体調がよくありません。しかも暗いと目が見えなくなると言います。しかし鈴が福子専用の食事を用意したおかげで、福子は徐々に元の元気を取り戻しました。

萬平は福子の産後の肥立ちの悪さを見て、栄養失調だといいます。今の日本では食べるものが足りないので、すべての人が栄養失調です。そこで手軽に栄養が取れる食品を作りたい言う萬平。それを聞いた神部は大阪帝大の医学部で栄養学を研究していた人がいると言います。

萬平と神部は大阪帝大に行き、栄養研究室の教授近江谷佐吉を紹介してもらいます。産後の肥立ちが悪かったのは、脂質性ビタミンが欠乏していたためでした。これを防ぐには動物性のたんぱく質、ビタミン、ミネラルを取らないといけないことを学びます。

家に帰り説明する萬平。栄養食品を作りたい萬平を福子は応援します。萬平はさっそく「立花栄養食品研究所」を立ち上げ、神部、岡、倉永、大和田の四人を開発担当として配属しました。

動物性たんぱく質と言っても牛などは高くて入手できません。そこでガマガエルを使います。研究所の裏手で捕獲し処理したガマガエルを圧力なべに入れ、火を付けます。二時間経ち、火を消そうとすると突然爆発しました。体に臭い液体をあび、みんなやけどをおっています。

ガマガエルが爆発したのでした。それでもあきらめない萬平。先の見えない挑戦に鈴は激怒し、福子は爆発は前途を祝う打ち上げ花火のようなものだと楽観的に考えるのでした。

まんぷく第9週 あらすじネタバレ 「もう喧嘩はおしまい」

「ガマガエルは使い物にはならない」萬平はどうしたものか考えていました。すると相談役の近江谷教授が骨髄を使うことを提案します。そこで牛骨は清香軒で出汁を取ったあとを譲ってもらうことにしました。製品名はドイツ語で栄養という意味の「ダネイホン」にしました。

萬平は研究に没頭します。福子は萬平が源のことをあまり気にかけてくれないことが少し不満でした。そこへ友人のハナが家に遊びに来たので、萬平のことを相談しました。ハナは福子に「言いたいことを萬平に伝えたほうがいい」と言います。

数日後、源が熱を出したので萬平に相談します。しかし萬平は「このくらい大丈夫だろ」と言い、すぐ仕事に戻りました。

ダネイホンの開発は大詰めを迎えます。ビタミンEは菜種油、ビタミンKはワカメからとることにしました。それと牛骨をにこんでペースト状にし、合わせれば完成です。ダネイホンの試作品を食べた萬平。あまりのまずさにもう二度と口にしたくない味でした。

福子は萬平に社員の森本や小松原が不満をためていることを言います。「製塩組」と「ダネイホン組」と呼び合い、不公平だと非難が出ていました。そして源のことも大事にしてほしいと言います。しかし萬平は「子育ては福子に任せる」と荒い声を出し、出ていきました。

同じ日、倉庫の床板の下の木箱に手榴弾を見つけた高木が、これをつかって魚をとろうと製塩組の野村と堺に言います。周りから見えない岩場に行き手榴弾を海に投げます。すると魚がぷかぷか浮いてきました。

萬平がダネイホンの味の改良に余念がないころ、広間で社員が喧嘩を始めました。止まらない争いに鈴が包丁を手にし「いい加減にしなさい」と叫びます。喧嘩の原因はダネイホン組と製塩組との対立でした。

萬平は反省をします。ダネイホン作りに没頭し、子供のことも社員のことも何も見えていなかったことを反省。翌朝、社員全員でダネイホンを作ろうと言います。しかし製塩組にはワカメを取るというこれまで以上の仕事が課せられ、不満のある高木たちはまたも海に手りゅう弾を投げるのでした。

真一とスモモ

福子が「製塩組の仕事が増えただけだ」と萬平に言いますが、萬平はダネイホンの味の事で頭がいっぱいです。その時、真一がやって来ました。

有休をとって萬平の仕事を見に来たと、お土産にスモモをくれました。福子は真一に塩作りの工程を案内します。そして研究所に行くと萬平は真一からもらったスモモをすりつぶし、ダネイホンに加えようとしていました。

真一は社員が不満を言うのを聞いたと言います。そして「萬平は社長に向いておらず、みんなをまとめるのは福子の役目ではないか」と言い帰っていきました。

ダネイホンにスモモを加えると味がよくなり、萬平はさっそくダネイホン組と瓶詰や価格など、売り出し方について議論をします。しかし一方で製塩組は黙って食事をします。それを見た福子は萬平に「製塩組もちゃんと仲間に入れないと社員たちはみんなばらばらだ」と言いました。

しばらく黙っていた萬平が広間へ行き、製塩組の一人一人の名前を呼んで謝りました。ダネイホン作りに夢中になって社員への負担を考えていなかったことを詫びます。そしてこれからは製塩組とダネイホン組に分かれず、全員が交代で研究所に入りダネイホンを作ろうと言いました。社員みんなも納得し、ついにダネイホンを売り出す日が来ました。

ガラス瓶に「手軽で栄養満点ダネイホン」のラベルが貼ってあります。それを大阪で試食してもらい売ります。しかし二十円という高価格と美味しいとは言えない味に、三個しか売れませんでした。

三田村会長と世良にダネイホンのことを報告します。そこで三田村会長から欲しがる客が誰なのかを考えないといけないと言われました。

面会場所を出た萬平は克子の家に行きます。ダネイホンがうまく売れないことを忠彦に相談すると「信用できる人に頼んだほうがいい。真一はどうか?」と言いました。

実は真一はひと月前から失業中で、証券会社は倒産していました。有休をとってきたことは嘘でした。家に帰り福子に真一のことを話します。そして「真一にたちばな塩業へ来てもらったらどうか」と忠彦が言ったことも伝えました。

翌日、福子は真一を訪ね萬平を助けてほしいと頼みます。すると真一が快く引き受けてくれました。

ダネイホンを日本中へ…

福子は家に帰り、ダネイホンを病院に売り込んではどうか萬平に言います。福子は病室のベットで横たわる弱った咲のことを思い出したのでした。それを聞いた萬平も、三田村会長からの「欲しがるか客が誰か…」という言葉を思い出します。

真一を経理兼営業職に迎え、ダネイホンを病院に納品する許可も下りました。栄養を取得でき消化もいいと病院関係者に広まり、注文は鰻登りです。

経理の仕事を真一に取られた鈴は特別顧問という呼称が与えられます。しかし鈴は不満たらたら。すると咲が夢に出てきて「真一と仲良くしないともう夢にでてこない」と言い、これには鈴も気持ちを入れ替えました。

三田村会長への報告のために世良に同席してもらいました。萬平は「大阪だけでなく日本中にダネイホンを売りたい。そのために世良に手伝ってほしい」と言います。しかし世良は儲からないことを理由に断ります。

それを聞いた三田村は、裁判官だった同級生の話をしました。闇市で買った食べ物は非合法になると口にしなかったため、餓死してしまった同級生。ダネイホンがあれば同級生は死ななかったかもしれない。だから世良商事がダネイホンを日本中に売るのを手伝うよう世良に言います。

あとは萬平と社員が一丸となって日本中にダネイホンを売るだけとなりました。しかしある日の朝食、「MP」と書かれたヘルメットをかぶった軍服姿の男が二人土足のまま上がり込みました。その後ろで銃をもった数人の兵士と日本人の警官が「進駐軍の捜査だ」と声を張り上げます。

「海で爆発音があった」と通報をうけ、どこに武器を隠しているのか問われます。萬平が「何かの間違えだ」と言いうと、MPがピストルを萬平のほうへ向け、「動くな」と言われます。室内の空気が一気に冷えていきました。

まんぷく第10週 あらすじネタバレ 「希望は捨てません!」

これから家宅捜査を始めると言われ、萬平は全く身に覚えがありません。しかも進駐軍に反乱を企てて、武器を隠し持っていると言われます。

高木はMPと萬平を倉庫へ連れて行き、床下にある手榴弾を見せました。手榴弾を見たMPは「全員逮捕する」と言い、萬平たちをトラックの荷台へと乗せます。萬平は福子にダネイホンと塩を出荷するよう叫びました。

萬平たちは進駐軍の建物にある雑居房に入れられます。MPのうち一人がビンガム上級曹長、もう一人はメイ軍曹といいました。

まずは手榴弾のありかを知っていた高木から尋問を受けます。手榴弾は魚を獲るためだけに使っていたと話しますが、信じてもらえません。次に真一と萬平も取り調べを受けました。

雑居房では高木と野村、堺が神部やほかの社員たちの質問攻めにあいます。「なんで手榴弾で魚を獲ったんだ?」と喧嘩になったとき、外見は日本人に見える兵士が「STOP IT !」と言いました。兵士の名はチャーリー・タナカ。大阪弁を話す、カリフォルニア生まれのアメリカ人でした。

その頃福子は、弁護士を見つけるために様々なところに電話を掛けます。しかし相手が進駐軍だと分かると、ことごとく断られます。

そして萬平たちのことを聞きつけた克子と忠彦が駆けつけました。ダネイホンの出荷と塩の納品を手伝ってもらうよう、福子は頼みます。

ビンガムからどうやって倉庫を手に入れたかを萬平は問われます。萬平は友人に紹介された不動産屋だと言いますが、世良の名前は出しませんでした。

雑居房で高木はみんなに謝ります。すると一人が「社長が悪い!」と言い出し、萬平を擁護する派と否定派とでまたも喧嘩がはじまります。そこへチャーリー兵士が駆けつけ喧嘩を止めます。

岡がチャーリーに向かって「同じ日本人を牢屋に入れて心が痛まないのか?」と言うと、チャーリーは「日本人は嫌いや。自分は白人に生まれたかった。」と言いました。

世良も捕まり…

一方、福子のもとへダネイホンや塩を催促する電話が相次いでかかってきます。そして新聞社がやってきて取材を申し込みますが、福子たちはこれを拒否。しかし次の日には新聞に『たちばな塩業の社員、全員逮捕。社長が進駐軍に対する反乱を手動』とありました。

世良は新聞を見て驚き、福子に電話をかけてきます。福子と電話で話していると、そこへMPと日本人警察がやってきました。そして世良は連れて行かれます。福子にも電話越しに世良が連れて行かれるのが聞こえました。

取調室で世良は手榴弾があったことなど知らないと言います。「萬平をつぶすことは、世界の損失になる。そして自分を帰してくれ。」とメイに言いますが、世良も雑居房に入れられてしまいます。

萬平は世良に謝りました。そして次の取り調べでビンガムに、「萬平は世良は関係ない。自分は栄養失調で苦しむ人を救うために奮闘していて、兵器を作っている暇なんかはない。」と訴えます。

どうすることもできない福子は、三田村会長に相談をしました。三田村は「弁護士を立てたところで、相手に日本の法律などは無視される。しかしあきらめてはいけない。」と福子を勇気づけます。

進駐軍は手榴弾を投げ、実際に魚が取れるのかを検証しました。高木たちに場所を案内させ、手榴弾を投げたのですが、魚は一匹も浮かんできません。その頃、専売局から電話を受けた福子は塩の取引を停止すると言われてしまいました。

萬平たちを救いたい

取調室でビンガムにダネイホンの説明をする萬平。一方、世良はメイに魚が取れる時間があるので、日が落ちる頃に検証してほしいと言います。しかし世良の要望は聞き入れてもらえません。

同じ日、萬平の事で証言したいと来たのは牧善之助と加地屋圭介でした。二人は萬平は悪いことをする人間ではないことを伝え、加地屋は萬平に救われたことも説明します。メイはこれらの話と、魚の話もビンガムに伝えます。

数日後、塩もダネイホンも底をつき、克子と忠彦は大阪に帰りました。萬平たちは一向に釈放される気配がありません。

その頃、メイは神部に「萬平がクーデターを考えていた」と証言するようもちかけます。神部は大阪帝大を卒業しており、萬平たちと同じように罰するのは惜しいと考えていました。しかし神部はきっぱりと断り、「社長はそんな人ではない。」と言います。それを聞いたビンガムは薄笑いを浮かべました。

進駐軍の事情聴取は福子と鈴にも及びます。福子はビンガムに、萬平が塩づくりで専売局から認められたことや、ダネイホンは栄養失調で苦しむ人を助けるために作ったことを説明します。そして必死で練習した英語で「萬平も社員も罪は犯していない。」と訴えました。

ビンガムから福子は帰るように言われます。すると福子は「萬平に会いたい。会えないなら、せめて手紙を渡してほしい。」とビンガムに手紙を託しました。

福子からの手紙を受け取った萬平は、社員15人の名前と真一、世良、そして萬平への気持ちをつづった手紙を読み上げました。みんなそれを聞いて唇をかみしめたり、涙をぬぐうものもいました。

三人目の証言者として三田村会長が進駐軍の建物を訪れます。三田村もまた、萬平が今までしてきた功績を称え、志のある発明家だと褒めます。三田村が帰ったあとベンガムが萬平を呼びました。

ベンガムは「多くの証言者から萬平が悪い人間ではないことはわかった。しかし納得ができる証拠がない限り、軍事裁判にかけないといけない。」と説明します。すると萬平は自分はどうなっても構わないかわりに、社員と世良は釈放してほしいと伝えます。

それを聞いたビンガムは、メイにもう一度手榴弾を夕方に投げて検証することを命じます。メイは従い、魚が取れたことをビンガムに報告しました。

突然、全員釈放が言い渡されます。釈放の理由はわかりません。しかし真意が届いたと萬平は思いました。

鉄格子の扉をくぐった萬平に「自分の子供はダネイホンがお気に入りや」というチャーリー兵士の言葉を受け、萬平は礼をいいました。

泉大津の家へ帰ると萬平もみんなも福子のもとへ駆け寄ります。そしてみんなで歓喜しました。

まんぷく第11週 あらすじネタバレ 「おいしくなった!」

進駐軍から解放された萬平たち。しかしひと夏もの間、手入れをしなかった鉄板も大窯も錆びだらけで、すぐには塩を作れません。しかも専売局も、取り引き停止を延長すると言ってきました。

福子はダネイホンの全国販売に向け、塩作りをやめることを提案します。しかし鈴はそれに反対し、塩作りを続けるよう言います。二人の意見に萬平が悩んでいると、克子と忠彦、タカが釈放された萬平たちに会いに来ました。

大きな風呂敷から忠彦は鈴の肖像画を取り出します。鈴が家出をしたときに、忠彦が鈴をモデルとして描いたものでした。観音様のように描かれた鈴の絵。それを見て鈴は涙ぐみます。これで塩作り論争も終わりに向かいそうでした。

しかしまた別の問題がありました。タカが学校を卒業したら、神部と結婚する約束をしていることを初めて聞いた福子。しかしタカの卒業まではあと2年以上あります。今は会社の事だけを考えようと福子は思います。

福子から「ダネイホンは他の誰も作っていない、世の中になかった発明品です。」と言われ、萬平はダネイホン作りに専念することを決心します。会社の名前も『たちばな栄養食品』に変更しました。

萬平は全国に売り出すために、世良に相談をします。世良はこれからは病院だけでなく、一般の人に売っていくよう提案。そのためにも味を改良する必要がありました。

悩む萬平に福子が昆布をすすめます。それまではワカメを使っていましたが、昆布は出汁に使われていて料理もおいしくなります。昆布を使った新しいダネイホンが作られ、世良を加えた試食会が開かれました。昆布を入れたダネイホンは以前の物より味がよくなり、これ以降はダネイホンに昆布を使うことになりました。

次に世良は東京に進出し、ダネイホンの販売と宣伝のための子会社を東京に作るよう萬平に言いました。

ついに東京へ

年の瀬が近づいたころ、萬平、真一と世良は東京に行き品川から歩いて10分ほどのところに支社として使えそうな建物を見つけました。真一は東京の『たちばな栄養食品販売会社』の営業本部長、それに神部と若い5人の社員が東京に行くことになりました。

戦争のために勉強もろくにできなかった5人。もしダネイホンが売れたら、奨学金を出して夜間学校に通わせるよう福子は提案します。教養のある社員が増えれば会社の質も上がると見込み、萬平もこれに賛同します。

5人は夜間学校に通えるとあり、希望に満ちていました。しかし神部は、タカと離れた地で生活することを不安に思い浮かない表情です。

昭和二十三年(1948) 二月半ばが東京支社の開業予定です。世良は東京でダネイホンを売るにあたって、宣伝放送と看板作りを提案します。

ダネイホンの広告制作は数日後に行われ、録音技師と機材カメラマンを呼んでナレーション録りがはじまりました。ナレーションは福子の担当、そして黒縁丸眼鏡に蝶ネクタイを付けた萬平がモデルとなる看板の写真撮影も行いました。

数日後、真一と神部、社員の5人は東京に向かいます。東京では目立つ場所に『萬平印のダネイホン』と書かれた、萬平の写真入りのホーロー看板を貼って回りました。そして数日後には看板を立てて福子の声を流し、試食会を真一たちは開きます。すると10ケースがあっという間に売り切れました。

そして東京の一流デパートである白松屋がダネイホンを扱うことも決まり、ある大学病院では全国にある系列病院に納品してほしいとも注文していきました。

萬平の逮捕

ダネイホンの出荷先は日本中となり、売れ行きも伸びて5人は夜間学校へ通うことができました。しかしその夏、ダネイホンの偽物が出回るトラブルがおきます。

萬平は急いで世良に相談しました。すると世良は偽物を作った会社に萬平とともにすぐに乗り込みます。

このことを受けて、世良は偽物と区別がつくよう東京の大学病院からお墨付きをもらうことを提案します。萬平は福子に東京に行くことになったと言います。すると福子が赤ちゃんができたことを伝えました。それを聞いた萬平は喜び、福子を抱きします。

次の日、萬平は東京に旅立ちました。東京に着くと『京泉大学病院御推薦』と入ったラベルがすでに出来上がっていました。これで偽物と一目で見分けがつきます。

その日、萬平は福子に電話をしました。東京に行く途中に富士山が見えたこと。そして今度一緒に家族で登ろうと言い、萬平は電話を切りました。その後萬平のもとに一本の電話がすぐにかかってきました。

次の日の朝、泉大津の家では電話が鳴り続けます。鈴が出ると神部が「社長がまた進駐軍に逮捕されました」と言います。容疑は脱税。萬平が社員5人に出していた奨学金は給料にあたり、その分を納税していないとして所得税法違反に問われました。

萬平は翌日には起訴され、軍事裁判にかけられ有罪。重労働四年、罰金七万円の実刑です。福子のお腹には赤ちゃんがいるにもかかわらず、萬平は丸四年も刑務所に入ることになりました。

まんぷく第12週 あらすじネタバレ 「あの頃には戻れない」

萬平が逮捕され、東京にある『たちばな栄養食品販売会社』には全国から問い合わせが相次ぎます。東京に着いた福子は、その足で萬平の収監されているアメリカ第八軍刑務所に真一と向かいました。

少しやせた萬平を見て、福子は家族の事や社員の話をします。しかし面会時間は三十分と決められています。福子がひと月以内には払わないといけない、罰金の話を切り出しました。

すると萬平が「東京の会社を売却して、お金を作るしかない」と力なく言い、会社の資産整理に詳しい弁護士を探すよう言いました。福子は金網越しの萬平の手を強く握り、涙が頬と伝います。

福子は支社に戻る途中、真一と食堂に入り弁護士の話をします。真一も散々探しましたが見つからなかったと話します。以前萬平が進駐軍につかまった時も、弁護士に断られたことを思い出す福子。そこへ料理を運んで来た女性が、弁護士の知り合いを紹介してくれると言いました。

東との出会い

『東太一法律事務所』と書かれた一室は、古びたビルにありました。東は二十代半ばの青年、萬平のことは新聞で見たと言います。資産整理も今回が初めてだと言う東を見て、福子と真一は少し落胆していました。

罰金七万円をすぐに払えるわけもなく、銀行もお金を貸してくれません。福子は東に託す他に方法はありませんでした。

翌日、福子は東と共に萬平に会いに行きます。たった一日で英語で書かれた裁判の判決文を読んだという東。萬平の起訴内容は、社員5人に払っていた奨学金の額があまりにも高額だったため、脱税にひっかかったと東は説明します。

しかし重労働四年、罰金七万円はあまりにもひどすぎます。これは世の中の脱税をする者たちへの、見せしめではないかと東は推測していました。

そして肝心の罰金をどうするかについて「東京の会社とダネイホンを売る権利も一緒に売却します。しかし泉大津にある『たちばな栄養食品』は残ります。」と、東は説明します。販売だけを他の会社に託すというものでした。

萬平はしばらくうつむき、「わかりました」と言いました。東は少しでも高くダネイホンの販売する権利を売ろうと、いくつもの会社をまわり交渉。そして罰金と同じ金額の七万円で買い取ってくれる大手商社が決まりました。

福子は東とこのことを萬平に報告します。東京支店で働いていた真一、神部と社員5人は福子と一緒に泉大津に帰りました。「今度はダネイホンを一生懸命作ればいい」と、この時は思っていた福子。

すべてを失った福子

泉大津に戻った福子に、東京財務局から電話がかかってきます。萬平が受けた脱税分に追徴課税が加わり、課税額は十万円。福子は急いで東京の東に連絡しました。

追徴課税の話を聞いた萬平は納得できません。しかし何もせずにいると、十日後には泉大津の会社と工場は差し押さえられてしまいます。そこで、東は『たちばな栄養食品』を解散させ、ダネイホンの商標と製造方法を他の会社に売ることを提案します。会社が無くなれば財務局もどうすることができません。

それを聞いた萬平は、思わず大きな声で怒鳴ってしまいます。すると東が妹のことを語りだしました。栄養失調で死にかけていた時に、ダネイホンのおかげで助かった東の妹。「だからこそ、ダネイホンをこの世から失くしたくはない」と、東の目は潤んでいました。

それを聞いた萬平は、東に会社のことを託すことを決意します。東から話を聞いた福子は、ダネイホンの商標と製造方法の譲渡先を探さないといけません。福子は三田村興産に電話を掛けました。

三田村興産に電話をし、今は三田村の息子が社長となっていることを知る福子。三田村は総合病院に入院していました。病室に入ると世良がいました。福子は追徴課税を払うために会社を畳むことを説明します。そして弁護士の東から詳しい話を聞いてほしいとお願いしました。

外で待っていた東が病室に入ると、三田村が世良と福子は席を外し、東と二人きりで話をしたいと言います。東という人間を三田村は見極めてから、譲渡先の会社を紹介するかどうかを判断しようと考えているようでした。

病室の外で待つ世良と福子。三田村は末期の癌でした。余命も長くはありません。それを聞いた福子は泣き出してしまいます。

三田村は誰もが知る有名な製薬会社と、一流の食品会社の三社を東に紹介してくれました。三田村とどんな話をしたのか、東はけっして話しませんでした。

翌日から福子と東は三社をまわり交渉します。そして十二万円を提示した『北浜食品』が譲渡先に決まりました。福子と東は萬平に報告します。

その日の夜には福子は大阪に帰り、社員たちに新しい職場を伝えます。神部をはじめとする9人はダネイホンの引受先へ、4人は三田村が世話をしてくれた商事会社、2人は世良の紹介で大手の電器会社に再就職します。福子と鈴は克子の家へ、そして真一は「しばらくの間休む」と笑顔で言いました。

「今日をもって、『たちばな栄養食品』は解散します。」福子は歯を食いしばり、最後の言葉を口にしました。

まんぷく第13週 あらすじネタバレ 「覚悟を決めます」

昭和二十四年(1949)の年明けを、克子の家で過ごす福子と鈴それに源。

福子は大きなおなかを抱えて、東京の萬平に会いに行きます。会社の譲渡先に関する情報や、社員たちの新しい勤務先を報告する福子。福子のお腹は大きく、臨月に入っていました。

萬平は生まれてくる子供の名前を決めていました。男の子には、世話になっている東太一の名から一字とって「太」。女の子には、福子と合わせて「幸福」になるよう「幸」。

面会室を出るときに福子は「この子が生まれてくるときに、萬平さんはそばにいない。」と、いつも考えるのでした。

大阪に戻った福子と東は、三田村に会いに病室を訪れました。以前よりもずっと面やつれした三田村。「負けるなよ、どんなことがあっても笑っていなさい」と言われる福子。

そしてこの三日後、三田村は亡くなりました。福子はこの時が三田村に会った最後でした。

次の週、克子の家で産気づいた福子。予定日よりも四日はやく、女の赤ちゃんを産みました。子供の名前は「幸」。萬平がつけた名前です。そして萬平が出所するまでにあと三年半ありました。

福子の口座にはダネイホンの製造方法などを売却した時の金、十二万円が入っています。「これを持って萬平の帰りを待とう」そう思っていた矢先、財務局から四人の男がやって来ます。「追徴税十万円を徴収するため、個人資産を差し押さえます」と言って、勝手に克子の家に入ると、手あたり次第引っ掻き回し始めました。

すると一人の男が、福子の通帳と印鑑を手にします。差押調書の写しを福子に渡し、部屋を荒らしたまま男たちは出ていきました。

東から福子のことを聞かされた萬平。普通では会社の税金を個人から取り立てることは、あり得ないと東は言います。東は東京財務局は進駐軍から圧力をかけられているのではないかと推測。進駐軍は各税務署に月ごとの微税目標を提出させて、報酬か懲罰を与えていると考えます。

そして東は国を訴えることを提案します。源泉所得税徴収決定処分の取り消しを裁判所に請求し、抗議の声をあげようといいました。刑務所にいる萬平にはどうすることもできず、東にすべてを託します。

国を訴える

東京地裁へ申し立てを終えた東は、福子に訴状を地裁に提出したことを告げます。それを聞いて、覚悟を決める福子。

しかし萬平から訴えられたことに焦った東京財務局は、東の法律事務所の所得の調査を行うとして、家宅捜索に踏み切ります。それを聞いた福子は「なぜ東にまでひどいことをするのか?」と不思議に思います。

「そもそも萬平を刑務所に入れたのは進駐軍だ。」と忠彦の言葉を聞いて、「やっぱりそこがおかしいんだ!」と何かを思い出したようにカバンをもって立ち去る東。

翌日、神部と世良が福子の出産祝いに駆けつけました。二人は幸の誕生をとても喜んでくれましたが、福子の表情は暗いままです。するとタカが「東京財務局とちょっともめただけ」と言ってしまいました。

世良や神部にすべてを打ち明ける福子。そこへ東がやって来ました。「奨学金は非課税であり、萬平の逮捕は不当である」と知らせる東。しかし進駐軍に言ったところでどうにもなりません。

そこで世間に味方になってもらうことを世良が提案します。東も萬平の不当逮捕を新聞の記事の載せれば、訴えを取り下げる代わりに萬平が釈放されるかもしれないと言います。

萬平の意地

そして数日後には新聞に、萬平の不当逮捕の記事が載ります。それを見た市民が、東京や大阪では微税反対デモを起こしました。世論は萬平の味方となり、『立花萬平を即刻釈放すべし』と書かれた記事まで出ました。

すると進駐軍から、訴えを取り下げれば萬平を釈放すると言ってきました。しかし訴えを取り下げれば、税金の十万円を支払うことになります。福子は萬平を帰してもらえるなら、お金はどうでもいいと言いました。それを聞いた東は、「もう少しお金のことは交渉する」と言います。

いつもの東らしくない様子に福子は疑問に思い、何度も食い下がり東の口から事実を聞きだします。実は萬平が、訴えを取り下げることは負けを認めることになると言っていることを聞きます。それを聞いた福子は東京へ行き、自分が萬平を説得しようと決心しました。

幸を抱いた福子は、東と萬平のいる刑務所に行きます。萬平を前に福子は、「あなたは何も悪いことはしていない。でもここにいても人の役に立つことはできない。子供たちのためにも出てきてほしい。」と言いました。

それを聞いた萬平は、訴えを取り下げるよう東に頼みます。礼を言う萬平に、「二人から多くを学ばせてもらいました」と、東も上ずった声で言いました。

まんぷく第14週 あらすじネタバレ 「みんな幸せに」

提訴を取り下げるとすぐに釈放となった萬平。次の日には福子、源、幸と一緒に過ごします。源は2歳になり、体も大きく話せるようになっていました。萬平たちは家も会社も失い、今は克子の家に居候させてもらっています。

釈放された萬平の話を聞きたいと、多くの新聞記者や活動家が克子の家を訪れます。そのたびに玄関で対応する福子。「主人はお力にはなれません」と言って帰ってもらいます。それでなくても肩身の狭い居候暮らし。萬平は訪れる記者の多さに、余計に肩身が狭い思いをしていました。

克子たちと一緒に食卓を囲む萬平。萬平は後を絶たない訪問者に、迷惑をかけてすまないと克子と忠彦に謝ります。福子は「そのうち来なくなるので大丈夫」と萬平を気づかいます。

すると鈴が持っていた箸を置いて「いい加減、堅気の仕事についてほしい」と萬平に言いました。萬平は戸惑います。福子は「追徴課税で10万は取られたが、2万はまだ残っている。これで何かを作ればいい」と鈴に反論。

克子も「忠彦さんの絵も昔は売れなかったが、今は何を描いても売れる。萬平さんもダネイホンで成功しているし、大丈夫よ。」とかばってくれます。不満げな鈴を見て、萬平は結婚してから鈴に気苦労ばかりさせてしまっていると反省しました。

そこへ「ごめんください」と、神部が現れます。タカの大阪大学の合格発表の結果を見てきた神部。タカは自分で見に行くのが怖いと言って、神部に見に行ってもらっていました。結果をまつタカに、神部は暗い顔をします。しかし結果は合格。「普通に言っても面白くないと思って」と、神部はわざと暗い顔をしていたのでした。合格を聞いて喜ぶタカと克子たち。

タカが結婚するのは大学を卒業後してからと約束しています。タカは高校を卒業すると結婚する気でしたが、忠彦がこれに反対。神部にも大学には行ったほうがいいと言われ、神部の卒業した大阪大学に行くことにしました。

今は神部は北浜食品で先頭になってダネイホンを作っています。しかし神部は萬平と仕事がしたいと思っていました。「自分が必要な時は、いつでも声をかけてください」と、萬平と手を強く握りあいました。

悩む萬平

その数日後、克子の家に一人の男が訪ねてきました。池田から来た織物業を営んでいる大島勘一は、玄関にひざまずくと「池田の産業発展のために力を貸してください」と土下座をします。

福子は仕方なく居間に通し、萬平に会わせます。大島は池田の産業発展のために信用組合を作り、大手の梅田銀行の資金援助も決まっていることを説明。そしてその信用組合の理事長になってほしいとの願いでした。池田と言えば福子の友人・敏子が住んでいる場所です。それを聞いた大島は「そんな御縁があったとは」と大げさに喜びます。

金融の仕事などしたことのない萬平。困る萬平に大島は「信用組合は信用が大事。誰もが信用してくれる人に理事長をしてほしい」と説明。それを聞いた萬平は、なぜ自分なのか納得できません。大島は「ダネイホンで多くの人が助けられ、国と戦った萬平は今や人々の英雄です。」と熱く語り、再び土下座しました。

その日の夜、克子の家では話し合いの場が開かれました。理事長職に反対する福子と忠彦。難色を示す萬平。鈴は賛成派です。鈴は家族のためにも理事長を引き受けるべきだと、涙まで流し萬平を説得します。それを見て福子は、泣き落としに惑わされずに、自分の意志で決めるよう萬平に言いました。

萬平の新しい挑戦

困り果てた萬平は、真一を屋台のおでん屋に誘い相談しました。真一は昔証券会社に勤めていたので、金融の世界を知っています。萬平が理事長は素人にできるものなのか聞くと、普通では考えられないと答えます。しかし新しくできる信用組合。もし有名な萬平が理事長となれば組合員が集まり、梅田銀行も納得するだろうと真一は言います。

そして信用組合の理事長なんてやりたくてもできる仕事ではなく、萬平さえ仕事をきちんとしていれば、人集めのお飾りとは言われません。それに理事長は世の中の役に立つ仕事。萬平は悩みます。そして真一に、信用組合で一緒に働いてくれるよう頼みました。

あくる日萬平は、真一も一緒に信用組合の経営にたずさわるという条件で理事長職を引き受けることを大島に伝えます。真一がいれば萬平も心強いです。大島は萬平が引き受けてくれるのであれば、大歓迎だと喜びました。

萬平は何かを作ったり発明をするわけではないが、福子との新しい事への挑戦に希望をふくらませていました。

まんぷく第15週 あらすじネタバレ 「後悔してるんですか?」

昭和三十二年(1957) 日本の経済は最高水準を上回り、高度成長の波に梅田銀行も池田信用組合も乗っていました。理事長となって八年が過ぎ、萬平は池田に家を買って福子、源(十歳)、幸(八歳)、鈴と暮らしています。

業務提携している梅田銀行の喜多村がこの日、部下を連れて池田信用組合にきていました。専務理事の真一と共に、理事長室で話をする四人。

七月に入ると景気がだんだんと悪くなり、東京ではすでに倒産する企業も出ていました。「どうか油断しないように」と喜多村は忠告します。それを聞いた萬平は、この好景気が一気に悪い方向に進むとはそのころは思ってもみませんでした。

その頃福子は、駅に近い喫茶「パーラー白薔薇」で手伝いをします。この日は池田で薬局を開く敏子が来ていました。敏子に相談があると言われた福子。知り合いの町工場を萬平に助けてほしいと言います。

その日、鈴は久しぶりに克子の家を訪れていました。鈴は日頃の不満をぶちまけます。福子は理事長夫人にもかかわらず働きに出ることや、お手伝いを雇わないと愚痴を言う鈴。そして鈴は克子の暮らしぶりにも言及します。

この頃、タカと結婚した神部は克子の家で共に暮らしていました。養子に入ったわけでもないのに、一緒に暮らすなんて…と鈴は納得できません。しかし克子の子供の重之と学は大学生となり、家を出ています。克子は「神部とタカが一緒に暮らしたほうが寂しくなくていい」と言いました。

小田島製作所との出会い

帰ってきた萬平に、福子は敏子から聞いた話と工場の地図を渡しました。翌日、萬平は真一と「小田島製作所」を訪れます。技術者の父・健三と息子の正、そしてその妻・久美子が事務をする、小さな工場です。

昔から刃物を作っていて、今は万能調理器を試作中でした。ジューサーやミキサーになり、野菜をみじん切りすることもできます。

萬平はすぐに1000万円の融資を決断。しかし真一は梅田銀行から忠告された話をしますが、萬平はこの会社は伸びると言って聞きませんでした。

萬平はその夜、福子へ小田島製作所の話をします。物作りをする姿に、昔の自分を思い出す萬平。福子は今の職業を後悔をしているのか尋ね「世の中の役に立つ仕事をしている」と言うと、萬平は話をやめて背を向け寝てしまいました。

蒸し暑い日の夕方、世良が家にやって来ます。アメリカから帰ってきたばかりの世良。萬平を探す世良に、福子は最近萬平の帰りが多いことを相談しました。すると世良が会社に電話をすると、萬平は定時に退社していると言われたことを福子に伝えます。

萬平が帰って来たのは、夜の十時を過ぎてからでした。理由を聞けない福子にかわって、鈴が萬平を問い詰めます。しらを切る萬平の手を見ると真っ黒です。萬平は小田島製作所を手伝っていることを告白しました。

翌日、福子は小田島製作所に向かいます。そこには目を輝かせる萬平の姿がありました。何も言わずに福子はそのまま家に引き返します。

世良に相談をする福子。この時萬平は四十七歳。信用組合の理事長職を全うする気で、趣味として町工場を手伝っているだけだと世良は言います。それを聞いて少し安心する福子。

数日後、子供たちは帰りの遅い萬平への寂しさを訴え始めます。福子は一人、小田島製作所に行きました。福子を見て驚く萬平。そこには作業服を着た神部の姿もありました。「子供たちには先に寝るように言っとけ」と萬平は言い、そのまま作業に戻ります。福子の居場所はどこにもありませんでした。

福子の決断

不景気の波がすごい速さでやってきます。梅田銀行から小田島製作所への追加融資をやめるよう提言されたことを伝える真一。しかし萬平は、梅田銀行の喜多村に電話で考え直すよう頼みます。喜多村には、聞く耳持たずで電話を切られてしまいました。

この時すでに信用組合の金庫にもほとんど現金はなく、いずれ空となります。諦められない萬平は、もう一度梅田銀行に行って頼むことにしました。

萬平たちが改良を重ねた万能調理器がついに完成。後はこれをどうやって商品化するかです。萬平は自宅に持ち帰り、福子たちの前で披露します。調理機の上部をジューサー用の容器に取り換え、リンゴジュースを作ります。スイッチを押すとリンゴは細かくなり、ジュースとなって出てきました。

喜ぶ子供たちと福子、鈴。それを見て、萬平は本題を切り出します。福子と鈴に商品化をするにはお金が必要な事。しかし不況で簡単にはお金が借りられず、担保が必要なことを説明。萬平は自分たちの家を担保にしたいと言い出します。

それを聞いた鈴は大反対。しかし萬平は引き下がりません。「この八年、今まで自分を抑えて生きてきた。自分がやりたかったことは、こういうことだった」と言って、頭を下げます。

福子は、八年前に刑務所にいた萬平を思い出しました。世の中の役に立つ何かを作ることが、萬平のほんとうにやりたかったこと。福子は萬平に「わかりました」と言い、鈴は卓袱台に突っ伏します。ありがとうと言って顔をあげた萬平の顔には、心からの笑顔がありました。

まんぷく第16週 あらすじネタバレ 「あとは登るだけです」

秋めいた風が吹き始めた頃、忠彦はアトリエに奈保美という若い女性をモデルに、人物画を書いていました。ノースリーブ姿の女性を描く父を心配するタカ。克子とタカは忠彦のことが心配で、福子に相談します。

そんな克子やタカに、家と土地が担保にされたと愚痴をいう鈴。しかし二人とも鈴の話は耳に入りません。福子は二人に心配をかけまいと、家が担保にされたことは黙っていました。

秋も深くなり、池田信用組合に梅田銀行の喜多村がやってきます。池田信用組合の経営状態と融資計画を確認するためでした。担保として手に入れた物件は、萬平の家ではないのか確認する喜多村。萬平は隠しても仕方がないと認め、喜多村を小田島製作所に連れて行きました。

一台で三役もこなす万能調理器を見て、驚愕の色を浮かべる喜多村。すぐに資金援助をすることを決めました。

ある日福子のもとに、朝早くタカから電話がありました。忠彦と服を脱いだ保奈美がアトリエでカーテンを閉め、二人きりでいると言います。そして福子にすぐに来てほしいと頼むタカ。

アトリエから居間に行くと、福子と鈴がいることに驚く忠彦。福子が「なぜカーテンを閉めて女性の裸を描いているの?」と尋ねます。すると忠彦は、仕事をしているだけでつまらない憶測をするなと声を荒げました。

一方、梅田銀行から資金援助を受けた池田信用組合は、小田島製作所に1000万円の追加融資をしました。そしてその資金で万能調理器を生産する工場を借り、製造機械も発注。あとは生産開始を待つだけです。

しかし喜多村が突然、池田信用組合にやって来ました。理事長室に入った喜多村の横に立つ、もう一人の長身の男。「梅田銀行の融資課課長・矢野」と書かれた名刺を受け取る萬平と真一。

喜多村は人事異動で池田信用組合の担当を離れることになったと説明し、矢野が変わって担当すると言います。そして「梅田銀行は池田信用組合への融資援助を終了する」と突然言われ、動揺する萬平。

貸した金の回収を行うと言い、萬平に2億円と書かれた請求書を渡します。期限の延長を萬平は申し出ますが、矢野は「会社が決めたことで、理解してほしい」と言って喜多村と出ていきました。

谷底へ落ちる萬平

萬平はすぐに小田島製作所へ行き、事情を説明。そして福子にも、いずれ家が差し押さえられる可能性があることを伝えました。

その頃、克子の家にいた鈴。克子は毎日忠彦が保奈美と二人きりでいるのが心配で、ため息ばかり。するとアトリエから出てきた忠彦と保奈美。保奈美は克子たちを見て、「今回の仕事は大変でした」とクスッと笑います。忠彦は家族の話ばかりで、特に克子へののろけ話には閉口したと笑顔で言う保奈美。

その話を鈴は福子たちに披露します。しかしそんな話は萬平の耳には届きません。福子は萬平に「こんな時こそ、たくさん食べよう」と言い、萬平も箸をすすめました。

その翌日、中年の男性が池田信用組合の窓口にきて、預金を全額下ろしたいと申し出ました。男性は、梅田銀行から貸付金の返金を求められていることを知っていました。それを聞いた萬平が窓口のあるフロアへ行くと、人でいっぱいです。

みんな金を返せと口々に叫びます。その様子をただ茫然と見守る萬平。池田信用組合の信用はすでに失っていました。

その二日後、出勤した萬平を待っていた矢野。担保にしていた物件を金に換えて、返済金に充てることを伝えます。すでに萬平の家と土地の売却は裁判所が準備を進めており、家財道具も担保に入っているので、売却の準備をするよう萬平に言います。

その後すぐに矢野と真一は萬平の家へ行きました。福子に家財道具が担保として差し押さえられると説明。真一は「申し訳ない…」と言って、『担保物確認票』を箪笥などに貼っていきます。一時間後作業は終わり、真一は報告のために萬平に電話を掛けました。その電話を福子へ渡す真一。「今日は早く帰ってきて、一緒に夕飯を食べよう」と福子は伝えます。

池田信用組合に戻った真一と矢野。萬平の家や土地、家財道具を現金にしてもまだ貸付額には届かないため、組合員に融資した金を回収するよう矢野が言います。「待ってほしい」と萬平は言い、真一も「それでは将来性のある池田の企業がつぶれてしまう」と叫びます。

しかし矢野は「感情的になられても困る」と言って、一週間後には家財道具を運び出し売却することを伝え出ていきました。

夕方、家に帰った萬平。心配した克子と忠彦も来ていました。鈴は萬平にこれからどうなるのか尋ねます。萬平は、福子と子供たちと家を借りて住むつもりだと説明。鈴には克子の家に行ってもらうよう説得しました。その時、玄関で声がしました。

敏子が心配して足を運んでくれました。福子は公園で話をします。福子はずっと隠してきた本心を敏子にぶつけました。「萬平や子供と、これからどう暮らしていくか不安でたまらない」と声をあげて泣く福子。敏子は応援していると励まし、しばらくして福子はいつもの笑顔と活力を取り戻しました。

池田の将来のために…

次の日、萬平は梅田銀行に出向き、頭取に合わせてほしいと申し入れます。会議室で待つ萬平のもとに矢野があらわれ、頭取、副頭取、担当役員が話を聞くことを伝えました。

その頃パーラ白薔薇では、家を差し押さえられたと聞いた世良が福子と話をします。世良は、「福子たちは、今は谷底にいる」と言います。「それならば、あとは登るだけ」と言う福子に、もしかしたらまだそこに落とし穴があるかも…と脅す世良。

池田銀行の頭取などに一礼し、萬平は今回のことはすべて自分の責任であり、理事長職を辞することを説明。そのかわりに新しい理事長を梅田銀行から派遣してほしいと頼みます。

それはつまり、これからの池田信用組合は、梅田銀行の意向ですべてが決まるということ。萬平の頭の中にあることは、将来性のある池田の企業をただ救いたい一心でした。数日後、梅田銀行は萬平の願いを聞き入れ、萬平以外の職員はそのまま残留することも決まりました。

萬平は小田島製作所に向かい、すぐにでも生産を開始できると伝えます。父と息子は涙ながらに頭を下げます。萬平は物作りの楽しさを思い出させてくれたと、逆に礼を言いました。

福子はその頃、敏子と新しい家を探します。池田の町はずれにある、平屋の家の前に立つ二人。古くて中も狭そうです。しかし福子は庭を見て、ここで野菜を作り、子供と萬平と暮らすことを決めました。

競売にかけられた住み慣れた家を見て、たくさんの思い出がよみがえります。リヤカーに残った家財を積み、萬平、福子と子供たちは連れだって歩きました。この先何が待っているのか…と福子は思い、昭和三十二年も暮れようとしていました。

まんぷく第17週 あらすじネタバレ 「ラーメンだ!福子!」

昭和三十三年(1958)の元日を小さな借家で迎えた萬平、福子、源、そして幸。

昨年まで池田信用組合の理事長として働いていた萬平の家にはたくさんの客がありましたが、今は無職になった萬平を訪ねてくるものは誰もおらず寂しいお正月を迎えていました。

そこへ真一が訪ねてきます。

真一は萬平に、新しことを始める資金にしてほしいと退職金を渡しました。

続いて世良や敏子、克子たち家族も新年のあいさつにやってきて、福子の家はすっかりにぎやかになりました。

みんな福子たちを気にかけて集まってくれたのでした。

年が明けて一週間後、子供たちは学校へ行き、福子は喫茶店の仕事があり大忙しです。

一方の萬平は、家で野菜を耕そうと裏庭に野菜の種をまきます。

夕飯の時、萬平は福子に家事の中で一番大変なことは何かを尋ねます。

すると食べることが一番大事なので、食事を用意することが大変だと話す福子。

それを聞いた萬平は、戦後の闇市で福子と食べたラーメンを思いだします。

そして突然、「ラーメン!」と叫ぶ萬平。

「僕たちを幸せにしてくれたラーメン。あんなにおいしいラーメンが、なぜ家で食べることができないんだ!」と言う萬平は、さっそく翌日福子とラーメンを食べに行きます。

おいしいラーメンを食べながら、ラーメン作りのコツを尋ねる萬平。

店主は、今の味にたどりつくまでに長年工夫を重ね、麺もスープも手間暇かけて作っていると話します。

しかし萬平は店主にこのラーメンが家で作れるか聞き、怒り出す店主を見ても家で作れるのではないかと考えていました。

萬平が考えるラーメンとは、誰もが家で作って食べれるラーメンです。

しかし具体的にはイメージできていない萬平。

悩む萬平に、福子は萬平の作りたいラーメンを漬物でたとえます。

手間暇かけたたくあんではなく、萬平が目指すのは一夜漬けのようなラーメンではないかと話す福子。

それを聞いた萬平は頭の中のもやが晴れますが、まだ具体的には見えてきません。

ラーメンに必要な条件

タカから、萬平がラーメン作りの構想を練っていると聞きつけた神部がやって来ました。

神部に自分のラーメンに必要な条件を語る萬平。

第一に「おいしいこと」、第二に「安いこと」、そいて第三に「簡単にできること」です。

それを聞いた神部は、これから仕事帰りに手伝うことを約束します。

しかし翌日、タカが妊娠したことが判明し、手伝いをできなくなったと神部が知らせに来ました。

その後、ラーメンに必要な条件として第四に「常温で保存ができること」と第五に「安全であること」の五つに増えました。

萬平がこの話を福子にしていると、泥だらけで泣いている子供たちが帰ってきました。

学校でいじめられていると打ち明ける源。

無職の萬平のことをからかわれる子供たち。

ラーメン作りをあきらめて、理事長職に戻ってほしいと頼む子供たちを福子は叱ります。

「いつかお父さんが作ったラーメンを、友だちもおいしいって食べてくれる」と福子は子供たちを抱きしめます。

それを見た萬平は、身の引き締まる思いがしました。

即席ラーメン

それ以来、萬平はラーメンの研究にさらに没頭し、本を読みあさり連日ラーメンを食べ歩きます。

そして福子のアドバイスで鶏ガラスープを作り、スパゲッティーを使って試作品を試してみました。

しかしこれらは大失敗。

悩んだ萬平は、味のついた乾麺を丼に入れてお湯を注ぐと麺に水分がしみこみ、麺の味がお湯に溶け出しスープになるラーメンを思いつきます。

萬平がこの説明をしても、福子も克子たち家族も想像がつきません。

しかしこの日に決まったことがあり、鈴の発案で萬平が作ろうとしているラーメンの名前を「即席ラーメン」と呼ぶことが決まりました。

 

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