2019年春ドラマ

【きのう何食べた?】5話のあらすじ(ネタバレ)と感想「正月に史朗(西島秀俊)が悟ったこと」

スポンサーリンク



ドラマ「きのう何食べた?」第5話が2019年5月4日(土)に放送されました。

冒頭から、塩だの味噌だの醤油だの、と賑やかな会話が交わされるケンジ(内野聖陽)の職場。

原作でも人気のエピソードだった、日本の国民食と言っても過言ではないラーメン、サッポロ一番の好みについての激論でした。

ドラマの中の時間軸では年末~お正月のシロさん(西島秀俊)とケンジ。
いろいろと複雑な思いが去来するお年頃です。

ここでは、「きのう何食べた?」第5話のあらすじ(ネタバレ)と感想、視聴者の声(評価評判)を紹介していきます。

【きのう何食べた?】5話のあらすじ(ネタバレ)

父・悟朗さん(志賀廣太郎)、晴れて退院!

食道がんの手術からやっとのことで退院した父親と、母の久栄さん(梶芽衣子)の付き添いで実家に寄ったシロさん。

入院中の両親の姿を見ていて、初めて「夫婦って良いものだな」と思った、と吐露する彼に、畳みかけるように久栄さんが言いました。

「一緒に住んでいる彼とは添い遂げる気はあるの?わかってる?あなたもう45なのよ…老後とか、ちゃんと話し合ってるの?」

藪蛇だったーーー!激しく後悔しても、久栄さんは止まりません。

そうしたライフプランの話をしたいから年末年始は帰っていらっしゃい!と厳命されてしまったのです。

ケンジの“弁護”

帰りたくない、とぐずぐず言いながら朝食をつつくシロさんにじとーっとした視線を送りながら、ケンジは言いました。

「シロさんてさ、ちょっと贅沢だよね」

いつにないケンジの口調にふっと顔をあげると、両手でコーヒーカップを弄びながら、彼は言葉を続けるのです。

「シロさん、前からお母さんのことケチつけてるけど…“ゲイは恥ずかしいことじゃない”、“息子がどんなでも受け入れる”って言ってくれるお母さん、俺、凄いと思うよ。
たとえ上辺だけでも理解してくれてる親に、ちょっとは感謝した方が良いんじゃないの?」

四の五の言わずに、お正月くらいは実家に帰って親孝行していらっしゃい___その言葉に、静かに真面目に彼が怒っていたことを悟ったシロさん。

ケンジの実家がどこだったか、家族はなにをしているのか…実は自分がケンジのバックグラウンドをほとんど知らなかったことに気づいたのです。

ケンジはケンジで、強く言い過ぎたことを友人でもある店長(マキタスポーツ)に話していました。

恐る恐る帰宅すると、いつものようにシロさんが晩御飯を作ってくれていました。

餡掛けチャーハンを始めとして、食卓にはケンジの好物ばかりが並んでいたのです。

それはシロさんの仲直りのご飯でした。

謝ろうとするケンジの言葉をさえぎって、大晦日に実家に帰ることを伝えたシロさん。

穏やかにその夜は更けていったのです。

大晦日の特別メニュー

ケンジに送り出されて実家に向かったシロさん。

大掃除や年越しの飾りつけ等々、あれこれ忙殺される年の瀬です。

ケンジは仕事納めのあとの忘年会をさっさと切り上げて帰宅するのです。

スキップするその手にぶら下げられていたのは小さなコンビニ袋。

一人で立つ台所の調理台にあったのは、サッポロ一番みそラーメンでした。

「袋ラーメンは自分で作って食べたいんだよねぇ…」

冷蔵庫から野菜やわかめ、卵を取り出してあれこれ考えてあれこれ悩みながらも調理していくケンジ。

豚肉と白菜、おろしにんにく、バター…カロリーも匂いも気にせず、思いつくままに鍋に入れて、大晦日の夜中にこんな“禁断”のメニューを一人で作ることの悦楽に浸っていると、シロさんからの電話が鳴りました。

「今は無視!」とばっさり切り捨てて、出来上がった具沢山に半熟卵載せのサッポロ一番みそラーメン。

すかさず食べ始めるケンジは至福のため息をこぼすのでした。

どこかから、除夜の鐘が聞こえてくると、年越しカウントダウンのテレビをつけてアイドルのステージを眺めている彼は「もうこんな若い子と付き合いたいなんて思わないんだよねぇ、なんだか親戚のおばさんみたいな気持ち…」とつぶやきながら、うっとりとラーメンをすするのです。

最期のひと口が終わったところで年越し。

何度目かのシロさんの電話をやっととったケンジは「あけましておめでとう!」と上機嫌で言いました。

なんで電話に出なかった?と言うシロさんに「サッポロ一番食べてた!」というと、「サッポロ一番じゃ仕方ねぇな」という共感を得て、それぞれの大晦日は過ぎていきました。。

お正月に見えたもの

筧家の食卓に並んだ見事なおせちは久栄さんの手作りでした。

綺麗な彩のきんとんに、つやつやの黒豆。

改めて見ると、その贅沢さにシロさんは感嘆するのです。

正月早々の来客に驚くシロさんでしたが、それは隣家のおばさんと、幼馴染の明ちゃんの嫁と子供たちでした。

自分がいない間に始まっていたそのご近所づきあいに驚きつつ、その幼い子供たちを可愛がっている両親の姿に、「そうか、うちの親たちはもう、孫の代わりにお隣の子供たちをかわいがることに決めたんだ…」と悟ったのです。

ばたばたして、老い支度の話もろくにできないままに、元旦は終わり、シロさんは山のような切り餅とおせちの残りを持たされて帰宅しました。

ラップで丁寧に包まれた餅の量を見て唖然とするケンジでしたが。

早速調理して食べると、辛み餅やホウレン草、黄な粉、きんとんなど甘さとしょっぱさの波状攻撃に二人はにうっとりしていました。

「帰って良かったよ、実家」___分かったよ、いろいろ…というシロさん。

一人サッポロ一番は最高!
そしてみそに限る!

と二人の意見は一致していました。

その時初めて、ケンジの実家の、ちょっと複雑な事情をシロさんは知るのです。

母親は姉と同居し、父親は音信不通。
マイルドに聞いてもその大変さは伝わってきそうなものでしたが、ケンジは明るく話してくれました。

翌朝は具沢山のお雑煮。

美味しいけれど…三食食べた翌朝もまたお雑煮ということでだんだんケンジが無口になっていきました。

それでも食べ終わらない大量の切り餅に、とうとう4日の朝には「あの憎い女(シロさんの大学時代の元カノ)のパンでもいいから持ち以外の炭水化物が食べたいのぉぉぉ!」と叫ぶのです。

こんがり焼いたトーストにはバターと栗きんとん。

久栄さん作の甘すぎないシンプルなきんとんに、「来年もまた食べたいなぁ」とケンジは笑って言いました。



スポンサーリンク

【きのう何食べた?】5話の感想

原作でも名場面が多いあたりです。

ことに、お正月の隣家の子供たちの来訪は、シロさんにとっては衝撃でもあり、その親の覚悟を知って、いろいろと考え始める時期に差し掛かっているのだと悟っていたのでした。

そして時々、キッチンにおいて素晴らしい技量を発揮するケンジですが。

このサッポロ一番みそラーメンは無双の飯テロです。

これだけやれば美味しくないはずはないじゃないか!とこぶしを振り上げたくなるほどの完成度です(同様の具材で原作を参考に作ってみました)。

改めて、サッポロ一番は塩でもみそでも醤油でも、マジで国民食レベルのソウルフードなのだと実感します。

そして、ケンジの店では塩と味噌とどちらかというとレアな醤油に好みがぱきっと分かれていましたが、ケンジとシロさんは一貫して“みそ”派だったことも、彼らの仲が続く大きな要因だったようにも思われます。

さて、筧家のお正月…“勝手知ったる”といった様子の隣家の子供たちを目の当たりにし、孫を望まない代わりに隣家のよその子をかわいがることに決めた…という親たちの切ない覚悟に、シロさんは複雑な思いを重ねていました。

これはゲイだけの問題ではなく。
一般のどのご家庭にも起こりうるような事象です。

よしながふみさんがときどきぶっこんで来る、こうしたシビアな現実も。
奇をてらうことなく、淡々と、しかししっかりと再現してくれるキャストさんたちの力量は、素晴らしいと再確認したのでした。

そうそう。
さんざん煽られたジルベール(ワタル)は、物語後半戦に突入する次回から登場の予定ですよ。

まだ顔は公式の一枚の写真でしか見られていませんが、どんなふうにしゃべるのか、どんなふうに我儘をまき散らして小日向を翻弄するのか、すっごく楽しみです。



スポンサーリンク

【きのう何食べた?】5話の評価評判

まとめ

なかなか出てこないジルベールにむずむずしていましたが。
やっと次回登場することが判明して、とても楽しみです。

5話で折り返しかな、と思ったら、嬉しいことに全12話だという情報が公式に出ていて、あとどれほどのエピソードをやってくれるのかなぁ、とわくわくしています。

ことにテレ東ホームページ内に掲載されている祖父江&瀬戸プロデューサーsの対談は情報の宝庫でした。

原作では10年以上の日々が流れ、シロさんもケンジも少しずつ変化(成長)していますが、そうした面も丹念に描いてくれるというのであれば、佳代子さんと富永ファミリーの変化や、志乃さんの結婚なども期待できるかな、と。

そしてヨシくんとテツさんという、ちょっと年齢層高めのゲイカップルのエピソードもきちんと組み込んでくれているのだと知り、制作陣がこの作品を愛して愛して、よしながさんが安心して任せている様子が伝わってきて嬉しくなりました。

というわけで、来週が物語の折り返し地点です。

後半は、きっともっとこの世界が広がって、シビアかもしれないけどハートフルな人生の物語が展開されていきます。
お楽しみに!



スポンサーリンク