2019年春ドラマ

【きのう何食べた?】4話のあらすじ(ネタバレ)と感想「史朗(西島秀俊)のラザニア」

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ドラマ「きのう何食べた?」第4話が2019年4月27日(土)に放送されました。

シロさん(西島秀俊)とケンジ(内野聖陽)の暮らしは穏やかでしたが、父の手術や母の関係など、シロさんの悩みは尽きない日々でした。

そんな彼にもまたクリスマスは巡り…ふと思い出すのは二人の”始まり”のこと。

ここでは、「きのう何食べた?」第4話のあらすじ(ネタバレ)と感想、視聴者の反応(評価評判)を紹介していきます。

【きのう何食べた?】4話のあらすじ(ネタバレ)

父の手術

寒い日の夜中、台所には無心に鍋を磨くシロさん(西島秀俊)の姿がありました。

「今やらなくても…明日のお父さんの手術早いんでしょ?」

気遣うケンジ(内野聖陽)の言葉に手を止めるシロさんでしたが、それは恐らく不安と緊張から逃れるための建設的な行動だったのでしょう。

そんな彼に、ケンジは小さなプレゼントを手渡すのです。

「お母さんに…」

それはミニタオルでした。

病院だと手を洗うことも多いから、というケンジの濃やかな気配りを素直に喜ぶシロさんでした。

その朝

悟朗さん(志賀廣太郎)は「じゃあ、母さん、史朗…行ってくるよ」と言い残して手術室に向かいました。

個室で、シロさんは久栄さん(芽衣子)と二人でその終了を待つのです。

あわただしさから、いつもの着物ではなく、洋服の久栄さん。

彼女は悟朗さんの既往歴から、今回の食道がんの手術は結構難しいのではないか、と懸念を抱えていました。

10時間にも及ぶその手術を待つ間、久栄さんはまるで間欠泉のように「お父さんが死んじゃう…!どうしよう!」と声を上げてしまうのです。

心配で泣いている彼女をみて、慰めていたシロさんは、ハンカチを忘れてきたという彼女にタオルを渡すのです。

ただ、それがケンジからとは言えず、知り合いから…と言ってしまうのでした。

「お母さんてさぁ…結構、お父さんのこと、好きだったんだね」

ちょっとそれが意外だったように、シロさんは聞きました。

「当たり前でしょ…?大好きよ。好きに決まってるじゃない」

久栄さんは、絞り出すように答えたのでした。

その夜

その手術は担当医がヘロヘロになるほど長いものでしたが、その術後の説明を聞いて、シロさんは「先生のあの感じ、俺は、お父さん助かると思う」と久栄さんを励ますのです。

実家に戻った二人はお茶を飲んで一日を振り返っていました。

悟朗さんの椅子を見て久栄さんは言うのです。

「毎日一緒に暮らしている人って、特別なのね」

手術はうまくいき、朝になって話ができた悟朗さんに安心して、シロさんと久栄さんは病院の待合室で二人でサンドイッチの朝食を食べたのです。

また顔を見に来なさいね、という久栄さん。

天ぷらを揚げてあげるから、という彼女に、シロさんは天ぷらのコツを尋ねるのです。

「思い切りよ」

史朗さんに思い切りを求めても無理でしょうけど____と言う久栄さんでしたが、図星を指された形のシロさんは苦笑するしかありません。

シロさんが帰宅すると、家の中はきれいに整頓されており、一昨日の夜に彼が磨こうとしていた鍋もピカピカです。

日常の中に帰ってきたことを実感して、シロさんはほっとして晩御飯作りに励むのでした。

そしてクリスマス

事務所で若先生(チャンカワイ)がクリスマスの面倒くささについて愚痴っていました。

サンタさんの格好をするわけでもなく、プレゼントを置くだけ…男でクリスマスが楽しいのは独身の奴だけでしょ…ね、筧先生?と話を振られたシロさん。

帰路、買い物をしながら三年前の夏のことを思い出していました。

初めて“二丁目”に行ったとき、彼は、自分が周りから浮きまくった経験があったのです。

曰く、まるで合コンに紛れ込んだすっぴん女のように場違いだった、そんな侘しさをかみしめていた時に当時の彼氏の友達として紹介されたのがケンジでした。

その後ふらりと入った美容院で再会し、独り身に戻っていたシロさんとケンジはつかず離れずの友達付き合いになっていたところに、ケンジの部屋が漏水で住めなくなったというトラブルに見舞われたのです。

途方にくれていた彼に、シロさんは一生分の勇気を振り絞って告げました。

「あの…あのぅ…ウチ、来る?」

あの時、俺は相当”思い切った”___それが、二人の“始まり”、そして初めてのクリスマスでした。

そんな昔のことを思い出して彼が作るのはラザニアです。

ミートソースとホワイトソース、そしてほうれん草を重ねて焼く美しい彩の逸品。

鶏肉の香草パン粉焼きはシンプルにオーブンで焼くだけ。

一度に二品作れるので、その間にサワークリームと明太子のディップを作りました。

それをバゲットに塗って食べるのがケンジの大好物だったのです。

彼らにとっては超絶ハイカロリーなメニューですが、クリスマスくらいはうるさいことを言わずに好きなだけ食べられる、とあってケンジは大喜びです。

小さなクリスマスツリーとケーキを買ってきたケンジはうっとりとしてごちそうを食べていました。

このメニューはケンジのリクエストとして去年も一昨年も同じモノだったのです。

何故なら、ケンジが初めてシロさんに作ってもらったクリスマスメニューだったから。

おせち料理のように“特別な日”の定番として味わいたいご飯。

三年前のクリスマス、大荷物を携えてここにやってきたケンジにとって、それは人生の大転換期の記念でもあったのです。

「ようこそわが家へ…ってことで」

こうしてなんとなく一緒に住み始めた彼らは、今年も穏やかにクリスマスを過ごすのでした。

そしてまた小さな変化が…

術後の父を労う電話に、久栄さんは「いつも通り一緒にご飯を食べられるのはありがたいこと…」と語ります。

落ち着いたその様子に、シロさんはあのタオルの贈り主がケンジだと伝えました。

「よく気が付く方なのね…ありがとう、ってお伝えしてね」

ケンジは後片付けを終えてケーキを取り出し、お茶の用意をしていました。

その彼を見て“全く俺の好みのタイプではない…”___ただ、毎日一緒に暮らす相手としては“正解”だったのだ、とシロさんは思ったのです。



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【きのう何食べた?】4話の感想

あれ?ジルベールが出てこない(笑)?!

前回小日向が出てきてさんざん煽ったのに、まだ出てこないんだ…。

しかし、今回も原作の再現度が素晴らしい…と思いました。

10年分に及ぶエピソードを再構築してドラマにするのは大変だなぁ、と思いましたが、それをとても自然にやっているのが素晴らしい!

この時期、久栄さんはケンジの存在を受け入れられず、しかし何事にも真面目な彼女は「受け入れなければならない!」と自分に課して体調を崩すほどだったのですが。

緩やかに、しかし着実に皆が距離を縮めていくように描かれています。

タオルはドラマのオリジナル・エピソードでした。

ピカピカに磨かれた鍋も、彼の濃やかさを表していましたね。

二人の生活は、まったくそうなるとは予想もしていなかった関係から始まりました。

彼氏の飲み友達の一人として出会ったケンジは、まったくシロさんの好みではなかったのです。

ケンジは逆に初めて出会った時に大きな運命を感じていたようですが、それはまた後のお話ですね。

ラザニアは、ほうれん草を入れることでクリスマスカラーの一品になります。

特筆すべきはサワークリームと明太子のディップですね。

バゲットに塗っても良し、クラッカーに載せてつまんでも良し。

身体に悪そうな(笑)悪魔的な美味しさです。



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【きのう何食べた?】4話の評価評判

まとめ

観終わってSNSチェックしていたら”原作超え!”という言葉が多数。

そういえば、二丁目で知り合って、美容院で再会して、それから漏水までのエピソードは、これもまたドラマのオリジナルでしたね。

飲みに行ったり、お茶したり。

一緒に暮らし始めてからのシロさんはそういう姿を他人に見られることを極端に恐れていましたが、そうか、付き合うようになる前の二人は、こんなに、ある意味フラットだったのか、というのが意外でもありました。

ゲイとしての心理なのかな?

ドラマのスタッフさんは、この原作をよくよく理解したうえで丹念に再構築してくれているのだなぁ、と思うと嬉しくなります。

穏やかに流れていく彼らの生活は、地に足を付けていて、それでいてとても面白い。

そんな中で、美味しいものの前に、人はひれ伏し、すべてをさらけ出しているかのようです。

同日放送のドラマ「ミストレス」でも同様ですね。

女子会に並んだごちそうとワインの前で、皆が本音で語るところは、なんだか通じ合うものがあるように思えました。

さて来週は、退院したお父さんと迎えるお正月です。

おせち料理が並ぶ食卓は、またシロさんにとっては少し切ない気持ちを呼び起こします。

そんな彼を送り出したケンジは一人”サッポロ一番”を作るのですが、このチープなメニューも拘れば素敵なごちそうになるのだ、という描写が素敵。

是非お楽しみに!



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