2019年夏ドラマ

【これは経費で落ちません!】2話のあらすじネタバレと感想!広報課vs経理部の攻防

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ドラマ「これは経費で落ちません!」第2話が2019年8月2日(金)に放送されました。

「落とす女、落とせない女」…うわ、意味深だなぁ、と思わせるサブタイトルです。

今回は、一般的に経費の扱いが難しい会社の広報課の綺麗なお姉さんと森若さん(多部未華子)の対決?です。

ここでは、「これは経費で落ちません!」第2話のあらすじ(ネタバレ)と感想、視聴者の声を紹介していきます。

【これは経費で落ちません!】2話のあらすじ(ネタバレ)

女子力?

石鹸メーカー天・天コーポレーションの経理部勤務、アラサー奥手女子の森若さん。

好きな言葉は「イーブン」…貸し借りなし、きっちりとしたその性分は小気味よくもあり、また、ある者にとっては鬱陶しく回りくどくもあり…そんな彼女が今回対峙することになったのは、会社の顔ともいえる広報課の美人広報・皆瀬織子(片瀬那奈)です。

ばっちりメイクにハイヒール、どこに出しても恥ずかしくない颯爽とした装いで会社内を闊歩する彼女はその推しの強さで森若さんに「求人情報誌のインタビュー」を依頼してきました。

匿名・写真無しという条件でその話を受けた森若さんでしたが。

久々に訪れた広報課のショールームは、以前の簡素な雰囲気とは違い、オシャレで華やかな空気が漂っていました。

同行した経理部の同僚・真夕(伊藤沙莉)が「そっか!室田さん、女子力高いから!」とそこにいた広報の若手女子を指していったのです。

室田さん(真魚)は「ショールームでも季節を感じてもらえたら…」とハロウィンやクリスマス、お正月のデコレーションも手掛けていたのです。

まさに求人情報誌にはうってつけの人材なのですが、残念、彼女は契約社員だったのです。

人選ミス

遅れて入ってきた皆瀬さんは大きな袋を室田さんに渡します。

中から出てきたのはいかにも高級そうなスィーツやフルーツジュース。

インタビュアーにもどんどん勧めていましたが、森若さんと真夕はちょっと引いていました。

こうした場で出されるものは、経費で処理される可能性が高いものばかりだからです。

「森若さんて、入社八年目?室田さんと同い年?」

周囲は「信じられない!」「15年選手の落ち着き!」「20年でしょ?!」と好き勝手な事を言い始めました。

「それでは、森若さんのプライベートについてお伺いします!」

管理職や皆瀬らが見守る中で“ぷらいべーと…?”と固まってしまった森若さん。

仕事の話を聞かれるとばかり思っていたところに変化球を喰らった、という風情です。

趣味を聞かれ「特に!」と答えると、インタビュアーは「それ、一番困るパターンだなぁ…」と渋面に。

「映画鑑賞!」とひねり出したら「彼氏は?」…「1人で観る」という彼女に「寂しいなぁ…」と返されてしまい、森若さんは真顔で答えます。

「孤独を楽しんでおりますので!」

本題に戻り、今回の求人にどんな人を望むのか、と問われ、森若さんは少しホッとして答えた増した。

「まじめな方を望みます」

座右の銘は___「ウサギを追うな」

しかし、編集者にはその意味が通じません。

全員がフリーズしたそのちぐはぐなやり取りを見て、新島総務部長(モロ師岡)は呟きました___「人選ミス…」___そしてインタビューはグダグダのうちに終わったのです。

難敵、現る

ショールームを出ようとする森若さんに皆瀬が書類を渡してきました。

広報課で使われた経費のリストと領収書です。

本来は紛失防止のために経理部でしか受け取れない書類でしたが。

真夕と二人でいることから受領し、その場で内容を確認し始めた森若さん。

しかし、使途不明の項目がパッと目に入りました。

「予備衣装代の、予備とは?」
「予備は予備よ!」

必要だから用意した!と目を見開くようにして強弁する皆瀬に、真夕はたじろぎました。

受領はしたものの、腑に落ちない森若さんは気持ちを切り替えようと、帰宅途中に行きつけのレンタルビデオショップに立ち寄るのでした。

棚を眺めて手に取ったのは「カメ落ち…?」___「カメラを落とすな」という流行りの映画でした。

「あ、やっぱりそれ手にしちゃいます?」

背後で棚の整理をしていた店員が声を掛けました。

「ヒットって、こういうことなんだろうなぁ。誰もが手にするっていうか、すっげぇ“やられた!”っていう感じ」

独り言のようでいて、森若さんに語り掛けていた彼。

「製作費300万でよくやったよなぁ…でも逆に…ドリーム感、ありますよね!」

キメ顔をしてみせた彼に、森若さんは困惑して心の中で呟くのです。

(そんな目で見られても…)

翌日。

出社した森若さんに声をかけてきた室田さん。

「きのうはお疲れさまでした!」

元気にショールームに駆けこんでいく彼女の両手にはいっぱいの紙袋。

森若さんは、何となく釈然としない気持ちをかかえたのです。

真夕が経理部の面々に、昨日の差し入れの残りを配ると、新発田部長(吹越満)が驚いていました。

「こんな高級なお菓子が頂けるんですか!?」

森若さんはその光景を思い出していたのです。

「…山のようにありました」

田倉さん(平山浩行)も「差し入れということは、経費ということか」と呟きます。

最近の広報課は経費を使い過ぎる傾向にある、と彼も気にしていたのです。

特に、皆瀬さんは広報課として権限を持っているので、高価なものをバンバン購入していたのです。

衣装代で数万円はざら。
一眼レフのカメラは40万円という出費です。

真夕はしかし女子としてとてもクールにそれを分析していました。

「確かに高いですが、皆瀬さんは会社の広告塔であり、彼女が安い衣装を着ていたら会社自体が安く見られます」___ダンナさんも年下のイケメンだし!と予備情報まで持っているのは流石のネットワークです。

「しかし予備衣装代に五万円ねぇ…」

田倉さんは釈然としない様子ですが。

真夕は、皆瀬さんが全女子社員の憧れの的だ、と言い、彼女に物申せる人はいない、と断言します。

そして、彼女は弁もたつし、100倍返しもありうる問題の相手だと良く知られていたのです。

新発田部長は森若さんに「どう思いますか?」と問います。

彼女は素直に「確かに出演一回ごとの経費は、だんだん高くなっています」とその傾向を分析していました。

結果、これを機に、一度広報の経費を見直そう、ということでまとまりました。

通じない想い?

広報課を訪れた森若さん。

先客は営業部の山田太陽くん(重岡大毅)でした。

「あら、若森さん?」
「「森若です!」」

なぜか森若さんの声にシンクロして訂正する太陽は、彼女を見てニコッとわらいました。

広報の映像資料をお借りしたい、という森若さんに皆瀬さんはロッカーから山のようなファイルを出してきて並べました。

後ろめたいことは一切ない、という自信に満ちた笑顔です。

重そうなそれらを見て太陽くんは「持ちますよ!」と言いますが、森若さんには通じません。

両手に紙袋いっぱいの資料を持って階段を下りていく森若さんを追って、太陽くんはさらに畳みかけます。

「沙名子さん!」
久しく呼ばれることのなかった自分のファーストネームに一瞬フリーズする森若さん。

「ランチしませんか!」
「私お弁当なんです」
「じゃあ!やっぱディナーっすよね!何が食べたいですか?…あとで、メール送ります!」
「アドレスは消去してください、と言いましたよね?」
「じゃあ、連絡はどうしたら…」
「経理部まで来ていただければ」

流石にみんなのまでディナーの話はまずい、という太陽くんに、森若さんはきっぱり言いました。

「ごめんなさい、会社の人とはご飯に行かない主義なんです。公私混同が嫌いなので!」

…撃沈とはまさにこのこと、としおれる太陽くん。

デスクでため息をつく彼に、森若さんを天敵と認定している営業部の先輩が「あれのどこが良いの!」と突っ込みを入れ始めました。

「先輩にはわかんないっすよ!」

彼は、森若さんが中立の立場でその仕事の正当性を弁護してくれた時のことが忘れられなかったのです。

お話しが違います!

真夕と二人で広報ビデオをすべてチェックしたところ、皆瀬の言う通り、購入した衣装はすべて保管され、無駄なく着用されていました。

若干のモヤモヤを抱えていた森若さん。

そんなある日、同期の鏡さんが飛び込んできました。

「これ、大丈夫なの?」
その手にあったのは先日の取材のゲラでした。

目を通した森若さんは顔を硬直させて広報室に突撃したのです。

人事部に保管された顔写真と、実名までばっちり!

喋った覚えのない「彼氏募集中」の文言まであり、森若さんは「お話が違います!」と猛抗議したのですが。

さすがに百戦錬磨の皆瀬さんは笑って相手にしません。

「経理ならわかってるでしょ?この求人誌に載せるのにいくらかかるか」

「57万6千円です!」

即答した森若さんに皆瀬さんはさらに畳みかけます。

「写真を載せた方が親近感がわく!
要するに、かけたお金の採算がとれる!
___恥ずかしいとかなんとか言ってないで、社員として貢献してよ」

「自分は経理の仕事で会社に貢献しています。
顔も名前も出さない約束だったからお受けしたんです!
そこだけは、絶対に譲れませんっ!」

言い切った森若さんが競り勝ったところでこの話は終わりましたが。

違う次元で同様のバトルが勃発したのです。

営業部の太陽くんが皆瀬さんにかみつき、皆瀬さんも全力で跳ね返していました。

パラダイスバスカフェは今度この会社が打ち出した目玉企画です。

温泉とカフェを融合させた施設であり、太陽くんはその責任者でした。

「聞いていません!」

珍しく彼が声を荒げているので森若さんもひょいと営業部をのぞき込みました。

いわく、皆瀬さんが勝手に折り込みチラシにパラカフェの割引券を付けた、というのです。

営業部では承知していないことであり、皆瀬にそんな権限はなかったのです。

いくら懇意にしている広告代理店の提案であったとしても、一切の許可もなくそんなものは出せない、というのが太陽くんの判断でした。

「これは俺の仕事ですから!」

と言い切った彼の声を聞いて、森若さんの心に、ちょっと響くものがありました。

(ヤマダ、タイヨウ)
ちょっとだけ、彼を見直した瞬間だったのです。

CM撮影現場で

そうこうするうちに、田倉さんから新発田部長に問題提起がありました。

広報のビデオを見直しているうちに、その撮影時の差し入れや弁当がやたらと高価で経費が異常にかさんでいると。

真夕は、しかしそういう現場だからこそ良いものができるのでは?という意見を言いますが、森若さんもひっかかるところがありましたが、皆瀬さんはくぎを刺すには厄介な相手です。

新発田部長に促され、田倉さんは「三人でガツンと言ってやりましょう!」と森若さんと真夕も巻き込もうとしていたのです。

早速乗り込んだCM撮影現場では、シェフがパルマ産の生ハムを振舞う仰天の差し入れが振舞われていました。

日本では麻布の三ツ星レストランでしか味わえないという代物を贅沢に振舞うそのやり方に、真夕はフリーズし、田倉さんも唖然としていました。

生ハム以外のフルーツやゼリー、羊羹、チョコレートという高級スイーツといったあふれんばかりの差し入れの数々に苦言を呈する田倉さんに皆瀬さんは立て板に水という勢いで抗弁しました。

「食指が動く、海老で鯛を釣る、同じ釜の飯を食う、食べ物は人間の気持ちを動かすの!
たかが差し入れ、されど差し入れ!
食べることでやる気が出る!
それで巧くいってるんです」

なんとなく、丸め込まれそうになった田倉さんでしたが。

その時、森若さんの視界に入ったものがありました。

社名の入ったケースのカメラです。

40万円の高価な一眼レフ。
それを見て、広報課の野瀬さん(阿部翔平)は「買う必要あったのかなぁ」と呟きました。

本来、そうした機材は制作会社や広告代理店などが用意するはずのものだったのです。

「カメラの予算を他に回したら、現場も助かるのに」

艶やかなパルマの生ハムを前にして食べるか否かを悶絶して悩んでいた田倉さんと真夕ちゃん。
ひょい、っと森若さんがつまんで口に放り込みました。

「確かにこれは、やる気が出ます…」

それが免罪符というかのように、真夕ちゃんと田倉さんも一口つまみ、口に入れました。

生ハムの功罪とカメラ

翌日、その現場の報告をした新発田部長は自分だけが食べられなかった生ハムの複雑な美味しさに未練を残していたのですが。

問題はカメラです。

40万円という高価な物品をよくよく精査せず稟議を通してしまった上司の営業部・吉村部長(角田晃広)の責任だ!というのです。

実は吉村部長も部下であるはずの皆瀬さんが苦手で、何も言えない存在でした。

しかし、これで40万円のカメラが実は必要のない物品だったことがはっきりし、皆瀬さんの横暴がじわりと周囲に伝わってきたのです。

ウサギは追うな!

その終業後、森若さんがロッカー室に戻るとテーブルの上にはお菓子の箱がありました。

先日、撮影の差し入れだからと室田さんが配っていた残りを、「お客様からの頂き物です。皆さんでどうぞ」とメモを付けて置いてくれていたものでしたが。

そこに気になる書き込みがあったのです。

「必死だな(笑)」

お客様からの頂き物、ということでしたが。
森若さんは、実はそのお菓子の店の大きな紙袋を室田さんが抱えて出社してきたのを見ていました。

彼女はすぐにデスクにとってかえし、伝票を調べて検索をかけたのです。

しかし、そこには何も記録がありませんでした。

ショールームのお菓子、そしてディスプレイに使われていたものは、実はすべて室田さんが自費でやっていたのだということが判明したのです。

「趣味でやっているみたいなものですから…」

彼女は契約社員としての査定をとても気にしていました。

そうした物品に関しては消耗品として申請できる、と室田さんに言い渡し、ショールームを出た森若さんは、「取材のお礼!」と鏡さんに拉致されるようにレストランに連れて来られると、そこには真夕ちゃんはじめとして天・天コーポレーションの女子社員たちが集って立食パーティを楽しんでいたのです。

普段、プライバシーをさらすことのない森若さんを探ろうと真夕や希梨香らが突っ込んできましたが、本人が全く黙して語らない間に、話題は皆瀬さんへとシフトしていきました。

曰く、彼女の夫が10歳年下の映画監督兼役者であること、そして一人が彼のSNSのアカウントを知っていたことから、森若さんはぎょっとしてしまったのです。

皆瀬知也というその男は、いつも森若さんが通っているレンタルビデオショップの店員さんだったのです。

そのとき、彼女の脳裏にその言葉が浮かびました。

___「ウサギは、追うな!」

撮影現場で

翌日、森若さんはとある公園にいました。

皆瀬知也のブログの書き込みに撮影予定が書かれていたからです。

そこで目にしたのは、見覚えのある物品ばかり。

キャンプ用のテーブルや、コーヒーメーカー、クーラーボックスに例の40万円のカメラ…!?
決裁した領収書やレシートの文面が浮かび上がり、それらは間違いなく会社の備品だと解ってしまったのです。

「どうしてあなたがここにいるの?」

皆瀬さんが背後から声をかけ、森若さんはバツが悪そうに「ブログを見たので」と言い訳をしました。

「つかぬことをお伺いしますが、あのカメラは?」

「ウチのカメラよ。持っていたのが壊れたので、急遽借りたの!」

笑顔でさらりと返す皆瀬でしたが。

申請もなく持ち出されたことに苦言を呈する森若さん。

高額な品は会社の固定資産であり、経理部には保管場所を把握して管理する義務があるのだ、と彼女は諭すように言いました。

値段によらず、他の物品も会社のものだと確認すると、皆瀬は「会社にあっても普段は使わないものを使って何が悪いのか」というのです。

皆瀬さんの夫が気づいて声をかけてきました。

「ウチのお店のお客さん」と彼が言うと、皆瀬さんも「うちの会社の人なの」と紹介しました。

彼が離れた後、皆瀬さんが言ったのです。

「どうして言わないの?私を傷めつけるなら絶好のチャンスじゃない?」

しかし、森若さんは「それは私の仕事ではありません」と返しました。

「休日にわざわざご苦労様」

皆瀬さんは、複雑な思いでその場を去る森若さんの背中を見送ったのです。

報告、そして藪蛇

週明けに、森若さんは新発田部長に報告をあげました。

「そうでしたか…!」

彼は渋面を浮かべ、真夕は「ショック!」と声に出しました。

「旦那に使わせるために必要のないカメラを会社に買わせたとしたら、かなり悪質ですよね」

しかし、一応の稟議は整っており、会社の広報でも使っているものでもある…旦那の為だったという証拠もなく、グレーにしかならず。

今後の予防策を講じるしかないのか、というところに話が落ち着いたところで、仕事が増える予感しかない、と田倉さんはため息をつきました。

真夕が言うのです。

「私、移動してきてびっくりしたんですよね。この経理部、田倉さんと森若さんほぼ二人でやってたんだ、って」

そこで、新発田部長から提案があがりました。

「経理部の欠員を埋めるために求人を出します。そのために森若さん、動画にでてもらえませんか?」

そういうのは絶対に無理!という森若さんでしたが。

新発田部長含めて経理部の4人でじゃんけんをしたところ、一発で一人負けした森若さん。

言い出しっぺゆえに逃げ場がなく、結局、会社の公式サイトに掲出する動画に出演することが決まってしまいました。

どうしてダメなのか?

笑顔はどうしたら作れるのだろうか…と悩んで鏡さんに相談した帰り道、森若さんは室田さんにばったり会いました。

彼女は、森若さんに質問がある、とショールームに招き入れたのです。

「どうして自費ではだめなんですか?」

彼女は自腹を切ってショールームをきれいにすることを心がけていたのです。

会社に迷惑はかけていないはず、という彼女に、森若さんが言いました。

室田さんが努力した結果、ショールームを訪れる人が増え、販促の効果が出て売り上げが増えましたが、そこできちんとその経費を計上しなければ、増収の理由がわからなくなる、と森若さんが答えます。

契約社員だった室田さんは、実は正社員を目指していました。
その査定のために、自腹を切っていたのです。

波風を立てたくなくて、言い出せなかった、という事情もありました。

しかし、森若さんは、そうしたことは全く関係ないと思います、とドライに言ってしまうのです。

「森若さんは正社員だから、わからないと思います。
半年ごとに“切られるかもしれない”ってびくびくしながら毎日を過ごす契約社員の気持ちなんて…」

貯金するゆとりもない、ちょっと先の予定も立てられない、気持ちにゆとりのない契約社員の気持ちなんて、理解しようがない___不安だらけの毎日を過ごす彼女は、必死で会社の中で自分の居場所を作っていたのです。

「嫌われたくないんです」
「でも、それとこの件は関係がないので、清算してください」

どこまでも、平行線の二人、かと思われたその流れは、思わぬ方向に流れました。

インタビューの日

逃げたくても逃げられない、採用のための動画撮影の日。

鏡さんが待ち構えていて言いました。

「はい、口角!」
笑顔を作れ、というのです。

ショールームには、先日のインタビューと同じメンツが集まりました。

「今日は、プライベートのことではなく、お仕事のお話からお聞きしますね」

顔が引きつるのではないか、というほどの無理やりな笑顔を作って、森若さんは答えました。

「利益や、資産を生み出すためには沢山のお金が動きます。経理は、そのお金の管理を行います」

経費の申請はとても身近なものではありますが、その経費と利益がイーブンであるようにチェックするのも大切な仕事である、と彼女はいうのです。

「経費は会社のお金だから…自分のために会社のお金を使うことも、会社のために自分のお金を使うことも、どちらもいけません」

その言葉にハッとする室田さんと皆瀬さん。

「森若さんのチェック、怖そうだなぁ」

何気なく言ったインタビュアーの言葉に「実際、怖がられている節もあります」と彼女は答えました。

「それはつらいですね」と言われて、しかし彼女は答えました。

「平気ではないし、嫌われるよりは好かれたいですが、それで他部署から疎まれるのなら、それも経理部員の仕事のうちです。人から好かれることが仕事ではないので」

ただ、と彼女は言葉を続けました。

「人から好かれることが仕事になる人もいます」

広告塔になる人はそうあるべきで、少なくとも自分には絶対に無理だ、と森若さんは言い切りました。

だからこそ、そうした予算は適正に使われるべきである、と。

「本当に正しいといえることに、堂々と、胸を張って会社のお金を使って欲しい」

その言葉は、皆瀬さんの胸に刺さっていました。

「最後に、森若さんにとって“仕事”とは?」

「きっちりと、働いて責任を果たし、働いた分の給料を適正にもらうこと、です」

あまりに堅いその言葉に、インタビュアーはもうちょっと何か…というのですが。

「しいて言うなら、数字がぴたりとしまった瞬間が、ちょっと楽しい」

その頃、もう彼女は作り笑顔を忘れていました。

「では、入社するかもしれない人に、メッセージを」

カメラ目線で、再度造り直した引き攣り笑顔で、彼女は言うのです。

「はい、経費を正しく落としてもらうために、一緒に頑張りましょう!」

その様子に、新島部長は言いました。

「やっぱり、森若は、森若だなぁ」

果たして、出来上がったその動画は社内でバカ受けしたのです。

これでイーブン___?!

室田さんが書類を持って森若さんの元を訪れました。

ショールームの季節のリニューアルに向けて、経費が認められたので、その清算をお願いしたい、というのです。

そして、CM制作会社の見積もりも提出されました。

その中の一つの項目に、森若さんがくぎ付けになりました。

自社のカメラを使用しているため、割引三万円。

カメラの購入費の元を取ろうと皆瀬さんが交渉したのです。

(ああ、これでイーブン!)

皆瀬さんの仕事ぶりはすっかり落ち着き、撮影の差し入れもシンプルになり、経費の意味をしっかりと考えて使うようになりました。

さて、森若さんにとってイーブンでないものがまだ一つだけ残されていました。

山田太陽くん。

諦めることなくアタックを繰り返してくる彼は「公私混同が嫌いだといっても、僕はそれでも自分を知って欲しいです」

そうして廊下で大声で自己紹介をしたあげく、彼は言いました。

「インタビューよかったです。
もっともっと沙名子さんのこと知りたいです!」

その勢いに負けて、今週の金曜日、一緒に食事をする約束をさせられてしまった森若さんなのでした。



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【これは経費で落ちません!】2話の感想

広報の若手・室田さん。
「カメラを止めるな!」の監督の娘・日暮真央ちゃん(真魚)さん!

ちょっと前には「きのう何食べた?」にも司法修習生として登場していました。
NHKにしてはナイスなキャスティングだなぁ。

___と思ったら。

「カメラを落とすな!」というパロディ作品まで登場しました。
レンタルビデオ店の棚に並んだそのジャケットまでガチでB級インディーズ映画のノリ満載ではないですか?

某「相棒」シリーズの某・鑑識課員さんみたいなキャラが出ていましたね。

ちょっと、それ見てみたいですマジで。

小ネタ満載の今回、いろいろと突っ込みどころがありますが、原作を読んでいないと勿体無い部分がいっぱいあるようですね。

ことに、森若さんの映画好きはいろいろな派生のベースになっているようで、その事実と、彼女が好きな映画の作品を知らないとあとちょっとで詰め切れないようなもどかしさがあります。

今回では、ことに、森若さんの座右の銘「ウサギを追うな」は、映画好きの彼女らしいチョイスです。

映画「パシフィックリム」が元ネタで、“集中して現実と向き合え”というような意味合いで使われるようです。

しかし、ここではその詳細までが述べられていないので、ちょっと残念。

インタビュアーの編集者さんだけでなく、もうちょっと突っ込んだ描写があっても良いかな、という感じでした。



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【これは経費で落ちません!】2話の視聴者の声


↑決して糾弾するのではなく、その理を認めつつ、しかしその何が拙いのか、をきちんと諭す。
森若さんのしていることは凄い高等戦術なんですが、逆に天然最強と言わざるを得ません。
天職なんですね、経理部が。


↑田倉さんのことを”勇さん”ていうのが、確かにとてもいい距離感だなぁ、と思った。
平山さん、いつもはもうちょっとスリムなんだけど、役作りなのかナチュラルなのか、うっすらまろやかになった頬のラインが優しそうで、それもまたヨシ。


↑何でもかんでも経費削減、というのではなく、きちんとルールに則ってやりましょう、というのがロジカルで気持ちいいんだあぁ、と。


↑重岡君は、静と動の落差が凄い。どちらかというと、その動のほうの笑顔が大変チャーミングなので、森若さんは翻弄されたらいいよ、って思います。


↑マジでトレンド入りしたのか太陽くん?!


↑ちゃんと意味があるんです。
そこまで突っ込んで欲しかったなぁ、NHK!

まとめ

皆瀬さん役の片瀬那奈さん。

美人で迫力のあるやり手のお姉さんですが、仕事に対する気合と、その能力は本物でした。

ただ、ちょっとばかり強引で、独善的だったな、と言うところが難点。

逆に、室田さん役の真魚さんは、「カメ止め」では夢中になるとガンガン突き進むとんでもない暴れん坊だったのが、真逆のキャラで「おお!」と二度見してしまう変貌ぶりでした。

彼女、正社員になれると良いですね。

森若さんが認めた彼女のスキルは、正しく評価してもらいたいなぁ、と思います。


さて、そんな女性陣の隙間を縫うように登場した皆瀬さんの夫!

金髪でないからわからなかったわー…ブルゾンちえみの僕、ブリリアンのダイキくんですよ!


ピンでこんなお仕事もするようになったんですね。

年上の綺麗な妻に惚れられた若い夫。

その才能が正しく開花しますように。

なんというか、森若さんのおかげで、最後はみんないいひとになる、こういうドラマって、週末の夜にホッとしますね。



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