2019年冬ドラマ

【3年A組】1話のあらすじと感想評判「柊一颯(菅田将暉)は生徒に何を問うのか?」

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ドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」第1話が2019年1月6日(日)に放送されました。

ここでは、「3年A組―今から皆さんは、人質です―」第1話のあらすじ(ネタバレ)と感想、視聴者の声(評価評判)を紹介していきます。

教師役をやってみたい、と意欲を語っていた菅田将暉さんに当て書きされたキャラクター”柊一颯”を主人公にした、しかもプライムタイムのドラマ初主演と言うことで話題になりましたが、生徒を人質に立てこもるという奇想天外で予測不能な物語です。

【3年A組】1話のあらすじ(ネタバレ)

3月10日。

柊一颯(ひいらぎ いぶき・菅田将暉)は学校の屋上に立ち、回想します。

「果たして、本当にこれで良かったのか?」

ベートーヴェンの第九が流れる中、彼は自問します。

「正解なんてない」

青空の下で。

「俺はこの十日間を、全力で生き抜いた」

少しだけ微笑みを浮かべて。

「この時間をもって、俺の授業は完結する」

見上げた空、光の中に、ふわりと彼は身を投げ___そしてその脳裏にこの数か月のことが浮かび、時間が巻き戻されていきました。

彼は三年生の10月からという変則的な時期から、このクラスの担任になりました。

それというのも、半年前に女子生徒景山澪奈(上白石萌歌)が自殺し、前任者が休職してしまったのです。

二年前に魁皇高校に赴任して以来、美術教師として気配を殺すように静かに勤めていた彼は、生徒からは「ブッキー」と呼ばれ、いじられるような存在でした。

魁皇高校は一見普通ですが、ちょっと不思議なダンスがあったり、テレビに積極的に出る自称“平成最後の熱血教師”がいたり。

端々にひずみのようなものが見えて、これから先の何か起こりそうな予感を煽る展開になっていきました。

そして、その朝。

相変わらず柊を軽んじる生徒はやりたい放題で、遅刻を指摘されても悪びれることなく彼を蹴り、あざけるのです。

いつもと変わらない朝のように見えた、その瞬間。
柊はドアのカギをかけ、教卓につきました。

「今から、皆さんには、人質になってもらいます」
薄い笑いがその唇にありました。

目的が達成されるまで、この教室にいてもらう、そういった柊の言葉に生徒たちは「ブッキー滑っちゃったねぇ」「そういうブッキー嫌いじゃないよ」と真面目に取り合おうとはしませんでした。

柊は「卒業に関する大事なことがあるから」とクラス全員を招集していました。

卒業するまでに解決しなければならないことがある、という彼に、一部の男子生徒が「アホらしい」と席を立ち、襲い掛かってきましたが、一瞬でそれを制圧し、柊は校舎を爆破したのです。

教室のドアが開いたものの、廊下のコンクリートが崩れてふさがれており、密室になっていたのです。

行き場を無くした生徒たちに、他にも爆弾が仕掛けてあると言い、生徒たちを制圧下に置きました。

携帯電話とカバンを回収され、連絡手段を奪われた生徒たちは、理由も解らないままに「人質」にされたのです。

ヒントは、他のクラスにはなかったこと。

「澪奈ですか?景山澪奈が自殺したことですか?」と茅野さくら(永野芽郁)が問いました。

柊は「このクラスの誰かが、その自殺に関与している、かもしれない。なぜ彼女が死んでしまったのか、その理由を夜の8時までに導き出せたら解放、ただし、不正解の場合には誰かに一人死んでもらう」というのです。

回答者に指名されたのが茅野さくら。

柊は「学級委員だからちょうどいい」と言いましたが、その様子に生徒たちは静かに戦慄していきました。

窓ガラスも強化ガラスにされてびくともせず。
外から反射する仕様にされており、助けを呼ぶこともできません。

柊は“Let’s think”と言い置いて自分の巣である美術室準備室に籠るのでした。

その頃、A組の生徒だけが爆発騒ぎでも避難してこなかったことに気づいた教員たちがその異常事態に気づき、警察が動き出しました。

所轄刑事の郡司(椎名桔平)らが「柊一颯が自ら通報した」と言って学校に現れたのです。

生徒たちは、小さな抵抗を計ろうとしますが、監視が厳しく、悉く柊に先手を打たれます。

「なんでこんなことをするのか?」
と問われた柊は、生徒らに問い返します。

「お前たち、今を生きているか?」と。

そして___「ゾクゾクさせてやるよ」と言って口元をゆがめるように笑うのでした。

警察にも威嚇の爆破を見せつけた柊に、郡司は「宣戦布告かよ」と呟き、その背後で自称熱血教師の武智(田辺誠一)は「面白くなってきたぁあああ!」とほくそ笑みました。

郡司は、柊の経歴を聞き出し、彼がA組の担任になった経緯を聞き出していました。
その転機となったのが澪奈の自殺だったということも知るのです。

柊は、キャンバスに向かっていました。
そこには澪奈の姿があったのです。
しかし、彼はカッターの刃をその顔に突き立て、切り裂きました。

澪奈と仲の良かった生徒として、香帆(川栄李奈)、そしてさくらが「自殺の原因」をきかれていましたが、かのじょらにとってもそれは謎でした。

さくらにとって、澪奈は憧れの対象だったのです。
その澪奈が「メアド交換しよう」と声をかけてくれて友達になれた、とそのことを素直に喜び、そしてその日々を楽しんでいました。

しかし、それまでそのポジションにいた香帆は、その二人の姿を妬むように見つめていたのです。

その澪奈がドーピングした、とネットで話題になっていたのです。

保護者が詰めかけてきて大騒ぎになっていた頃、武智はテレビ局を呼び込み、さらに警視庁・捜査一課の五十嵐(大友康平)が乗り込んでくるという状況に陥りました。

特殊部隊までもが校舎内に侵入する事態でしたが、柊が敷いた防衛線はそれを感知していたのです。

回答者に指名されたさくらは、答えられなければ誰かが死ぬ、というプレッシャーに口をつぐんでいました。

香帆たちは、澪奈のドーピング疑惑が原因だったと言ってしまえ、と背中を押しました。

しかし、それは柊の求める答ではありませんでした。

自分自身で考えて、答えを出せ、と柊は言うのです。

ドーピング疑惑がネットで拡散されたことで、澪奈はクラス中からいじめを受けていました。

さくらは、澪奈から「さくらとは友達になれない」という決別の手紙をもらい、周囲に同調して澪奈を無視するようになって、最低なことをしていた、と吐露したのです。

しかし、香帆や唯月(今田美桜)は自分たちのイジメが原因だったと言われてさくらのことを「奴隷」と言い返しました。

クラス中からの聞くに堪えない澪奈への罵詈雑言を聞いてさくらはブチ切れはしたものの、さくら自身も澪奈を被写体としてしか見ていなかった、本当の友達ではなかったのだ、と述懐したのです。

自分も、澪奈のように無視されるのが怖くて、澪奈を見捨てた、彼女が自殺したのはわたしのせいだ、とさくらは言いました。
「ごめん、ごめんね、澪奈」

柊はその告白を、目に涙をためて聞いていましたが、それを“不正解”とばっさりと断言しました。
しかしそれは澪奈が否定していたことでした。
ではその正解は何か?

「卒業までの10日間で一緒に考えるんだ」

しかし。
不正解にはペナルティがある。
誰かが死ななければならない。

生徒はパニックになり、柊に襲い掛かりますが、アクション俳優になりたかったという彼の敵ではありませんでした。

そして「茅野が死ねばいい」と言う生徒と、黙って同意している者たちに、柊は「揃いも揃って屑だ」と言い放つのです。

「過去の自分が未来の自分を作る。だから、そんな過去から逃げてるお前らが一体何から卒業するっていうんだ?!」

柊の言葉に激高した中尾蓮(三船海斗)は彼につかみかかりましたが、その直後に警察の侵入が発覚し、最初の犠牲者になってしまうのです。

冒頭で生徒から没収したバタフライナイフが、蓮の腹に突き立てられました。

悪夢の授業が終わりました。
しかし、卒業式まではあと9日あるのです。

柊は、SNS(マインドボイス)のユーザーに生徒の身代金として一人100円入金してほしい、と宣言しました。
日本中が、その発言に呆然とする中、柊は一人「戦いの始まりだ」と呟くのでした。



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【3年A組】1話の感想

本編が終わって流れ出すエンディングテーマのザ・クロマニヨンズの「生きる」がとてもパワフルな曲で、そのエンドロールが全力で「青春してまーす!」な生徒たちのアルバム風な雰囲気なのですが。

そのギャップというか、乖離具合が凄いです。
生徒たちはみな、「まさか本当に殺すなんてことはしないだろう」とタカをくくっていたはず。

しかし、柊は容赦なく一人の生徒を刺しました。

生徒たちは震えますが。

彼らもかつて澪奈をどん底に突き落としたことを忘れていたのです。
彼女が生きていた最期の時間はどんなだったのか。

柊はそれを突き止めさせようとして生徒らに様々な問いかけをしています。
丸メガネの向こう側にある瞳は時に涙を浮かべ、時に酷薄そうな笑みを浮かべ、彼らを睥睨するのです。

菅田将暉さんは25歳。
どんな役を演じても見事に化けますが、少し前まで高校生を演じていても違和感がなかったのが、今回は実年齢より二歳年上の役で、荒んだその風情と、生徒から雑魚キャラと呼ばれるほど影が薄かった様子も演じ分けています。

また、かつてのライダーらしく、格闘シーンのアクションはさすがのキレの良さですね。
台詞の端々にも、かつての彼の姿を彷彿とさせる遊びがあり、ファンにはたまらないシーンがいくつもありました。

しかし、謎が一つ。
オープニングでちらりと映った特撮ヒーローは一体誰(何)なのでしょう?

本格的なスーツアクターさんの名前もあり、大きな意味を持つはずなのですが、今はまだなにも解りません。

柊が「アクション俳優を目指した」という言葉もありましたが、いい具合に頭を揺さぶられる一つのファクターになっています。

一回の放送で一日。
あと九日で、澪奈の死の真相が判る…しかし、冒頭のシーンに戻るのであれば、彼はどうなってしまうのだろう?というところで、一週間放置されるのは、待ち遠しく、そしてくるおしいものです。



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【3年A組】1話の評価評判

まとめ

皆さま、よくご覧になってるなぁ、と嬉しくなりますね。
脚本、演出、すごいキャリアの持ち主の布陣なので、面白くないわけがない。

そして何よりも菅田将暉さんの変貌ぶりに対する驚きと、成長の喜びが伝わってきます。

全編通して謎だらけの物語ですが、騒ぎになっている学校の様子を伺うようにふらりと現れた男性が一人。
彼は、柊の過去を知るキーパーソンです。
そこに矢島健一さんを配するキャスティングがまた渋い!

柊が捨て身で何をしようとしているのか、まだ物語は始まったばかりです。



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